「Tchia」のPS5版を遊んでみた感想です。
ニューカレドニアの雰囲気を味わえる作品でした。
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ニューカレドニアの雰囲気を味わえる「Tchia」
「Tchia」は、ゲーム開始時に説明されますが、ニューカレドニアからインスピレーションを受けて制作された作品です。(タイトルにも「ニューカレドニアから着想を得たゲーム」というサブタイトルが付いてます)
ゲーム中も、ニューカレドニアをリスペクトしたグラフィックや音楽、文化が盛り込まれていました。
私は途中までしか遊んでいないのですが、その理由も含めた感想を紹介します。
憑依システム「ソウルジャンプ」
このゲームの肝となる「ソウルジャンプ」は、主人公が物体や生物に憑依できるシステムです。
鹿や犬に憑依して山や野原を走り回ったり、鳥に憑依して大空を駆け回ることができます。
特に鳥になって空から島を見下ろした時は感動しました。
憑依中は「ソウルメーター」を徐々に消費し、切れると人間の姿に戻ります。
メーターは食事をすることで回復します。島の至る所に生えている果物をパチンコで撃ち落とし食べる事もできます。
「Tchia」良かった点
私は、知らない国の雰囲気や文化を遊びを通して知ることができるのが、ゲームの醍醐味の一つだと思っています。
ニューカレドニアというあまり知らない国の雰囲気を体験できた点は、「Tchia」を遊んで良かったと思いました。
言語もニューカレドニアの主要言語のフランス語とドレフ語が使われており、日本語や他の言語は字幕のみです。
伝統の音楽
「Tchia」は度々音ゲー的な要素が挟まれ、伝統的な楽器やダンスを見ることができました。
あと、PS5のコントローラーだとギターを弾いたときの弦のビヨ~ンとした振動になって感動しました。
ギターはいつでも演奏できるようになり、時間を変えたり、動物を引き寄せたりできるようになります。
ミニゲームが豊富
上で挙げた音ゲーの他にも、パチンコでまと当てゲームやタイムアタック、彫り物作成、石積みなどミニゲームがたくさん用意されていました。
ミニゲームを行うことで、新しい音楽を覚えたり、パワーアップする洞窟のカギになったりといった効果もありました。
「Tchia」イマイチな点
プレイしていてイマイチな点が大きく、途中で遊ぶのを止めてしまいました。
体力が少なすぎる
空をパラシュートで滑空したり、崖を登るためには体力ゲージが必要になります。
ですが、このゲージが短すぎるため、せっかく高い場所から気持ちよく滑空してても20秒もせず墜落します。(もちろん高所から落下するとゲームオーバー)
せっかくの広大な島を走り回ってるのに、制限されているように感じました。
操作感が悪い
インディーゲームによく見られるフニャンフニャンした動きをします。
あとカメラの揺れをオフにしてるのに、揺れるのですぐに酔いました。
ファストトラベルが不便
ファストトラベルはできますが、港から港でしか行えません。
ファストトラベルをするためにそこまで移動する必要があり、不便に感じました。
行先が分からない
地図を広げても「大体この辺だと思う」みたいな感じで、アバウトな位置情報しか分かりません。
主人公はスマホもなく地図頼りなのでリアリティーがあるのですが、最近のオープンワールドゲームの丁寧さに慣れているとストレスです。
そして、マップが見にくいです。地図を最大倍率まで拡大してもアイコンが小さすぎて見にくかったです。どこに何があるのかモニター画面に顔を近づけないと分からなかったです。
ストーリーは、目的地がコンパスに印付けられ、だいたいの方角を目指す形になってます。
バグなのかもしれませんが、印が付かないものがあり、どこに行けばいいのか分からなくなり、このゲームを遊ぶのを止めました。
「Tchia」の感想 まとめ
PSの新作紹介でもよく見かけましたし、PSプラスでワンデーに持ってくるのだから、よほどの自信作なんだなと思っていましたが(去年のワンデーの「Stray」がめちゃくちゃ良かったので)、途中でやめようと思ってしまいました。
理由は上で挙げた、良かったことよりイマイチな点が目立ったからです。
キラリと光るものもありましたが、他のゲームに時間を使おうと思ってしまいました。
PSプラスのゲームカタログで遊べるので、触りだけでも遊んで自分に合うか確かめるのもいいかもしれません。