Flamin-GO

その時々で興味のあることや気になったことを徒然なるままに書き綴るブログ

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

多くのジブリ作品の背景美術を手掛けた山本二三さんの作品が展示されている「新・山本二三展 THE MEMORIAL」と神戸市立博物館の着色した写真が見られる「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」の2つの展覧会をハシゴしてきました。

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

「山本二三展」と「Colorful JAPAN」展へ

スポンサーリンク

 

「新・山本二三展」と「Colorful JAPAN」

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

UFOみたいな外観の神戸ファッション美術館

まずは、六甲アイランドの神戸ファッション美術館に行き、「アニメーション美術の創造者 新・山本二三展 THE MEMORIAL」を見てきました。神戸ファッション美術館は初めて行きましたが、UFOみたいな外観がインパクトありました。

神戸(三宮)に戻って時間があったので、ちょっと気になっていた神戸市立博物館の「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」にも行ってきました。どちらの展示も撮影NGだったので、今回の写真は外観のみです。

「アニメーション美術の創造者 新・山本二三展 THE MEMORIAL」

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

ジブリなど背景美術の「山本二三展」

「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」などで美術監督を務めた山本二三(やまもとにぞう)さんの背景美術の作品が多数展示されていました。「天空の城ラピュタ」の背景や「時をかける少女」の長い坂と青い空、積乱雲など名前を知らなくても作品の背景としては記憶に残っているものが多数ありました。

中でも「火垂るの墓」は神戸が舞台ということもあり、展示にも力が入ってました。他にも、アトラスのゲーム「世界樹の迷宮IV」や「天気の子」など、これも手掛けていたのか!という作品もあり、幅広く活躍されていたことを知りました。

晩年に出身地である五島列島の景色を描いた「五島百景」は、実写かと思うほど緻密でした。山本二三といえばラピュタ雲や二三雲と呼ばれるほど、空と雲の絵が印象的で今展覧会でも色々な雲の絵が展示されていました。

山本二三展で購入したグッズ

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

「山本二三展」で買ったもの

今回は図録を購入しました。印象的な雲の絵が表紙で見た瞬間、購入を決めました。

他には、ラピュタともののけ姫、時をかける少女、神戸の絵のポストカードを買いました。神戸の絵は、ポートタワーと海洋博物館のこれぞ神戸の景色に青い空と大きな積乱雲の絵で気に入りました。

「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

「Colorful JAPAN」展

神戸に戻り、時間があったので、改装工事が終わった神戸市立博物館で開催中の「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」にも行ってきました。

幕末から明治時代にかけて、諸外国の人々が来日するようになり、外国人を対象に日本の名所や風俗を撮影した写真を販売するようになりました。当時の写真は白黒でしたが、手作業で着色した「手彩色写真」がお土産として人気になったみたいです。

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

明治時代に存在しないサムライなど外人向けニッポン写真が楽しめた

風俗などの記録としての写真ではなく、外国人が望むニッポンらしい着物やサムライ、小道具など"憧れ"の日本を強調した構図などで面白かったです。着色写真は、カラー写真かと見間違えるような精巧なものから、ちょっと色が浮いてるなというものまで色々でした。

カラー写真が誕生すると彩色写真も廃れていき、栄枯盛衰を感じるエピローグは切なさを感じました。今でも、新しく出てくるものがあれば、廃れていくものもあるのは同じだなと感じます。

Colorful JAPAN展で購入したグッズ

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

「Colorful JAPAN」展で買ったもの

ポストカードを2枚購入しました。1枚目は満開の桜の下を人力車で移動する着物の女性の写真です。展示作品の中でも、この写真が心に残った一枚でした。

2枚目は、手紙を書く女性の写真です。淡い色の着物か浴衣?が自然な着色で気に入りました。外国人から見たら、縦書きで右から左に字を書くというのも新鮮だったのかなと思います。

また、展覧会のアンケートに答えると、有馬市街の写真のポストカードをもらえました。ラッキーです。

まとめ

ジブリ背景美術の「山本二三展」と着色写真の「Colorful JAPAN」展に行ってきました

「山本二三展」と「Colorful JAPAN」展に行ってきました

キャラクターに目が行きがちですが、アニメの背景もかなり緻密に描かれていたんだなと実感しました。背景に注目してジブリ作品を見るのも楽しそうです。

Colorful JAPAN展では着色写真という知らなかった時代背景や手法が知れて良かったです。こういった知識が増えるのが博物館の楽しいところですね。