PS5ゲーム「Marvel's Spider-Man 2(マーベル スパイダーマン2)」をクリアした感想やレビューです。最後まで気になって止められないストーリーと映画の「スパイダーマン」を自分で動かしているような爽快感が味わえました。
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「マーベルスパイダーマン2」クリアレビュー
PS5のゲーム「マーベル スパイダーマン2」をクリアしたレビューや感想を紹介します。
あらすじ
「マーベル スパイダーマン2」は、ピーター・パーカーとマイルズ・モラレスの2人のスパイダーマンが活躍する壮大な物語です。サンドマンの暴れるニューヨークの街から始まり、クレイヴン・ザ・ハンターの登場、親友ハリーとの再会、リザードの暴走など息をつく暇もないほど物語が次々と展開していきます。
そして、人気キャラのヴェノムが物語中盤以降、ストーリーを大きく動かしていきます。物語を通してヒーローとしての挫折と成長・友情など様々なテーマが描かれます。
「スパイダーマン2」の特徴
スパイダーマン2の特徴は以下があります。
- グラフィック
- スピーディーな移動
- 爽快で頭を使うバトル
- 豊富なミニゲーム
グラフィックの進化
PS5の高性能を活かした今作は、前作を超えるグラフィックを実現していました。レイトレーシングによる光の反射や影の表現が、ニューヨークの街を美しく再現していました。夕焼けや夜の街並みが綺麗でした。
前作でも、建物の窓を覗き込むと、部屋の中にある簡易的なインテリアを見ることができました。今作ではディテールがさらに向上し、部屋の細部まで作り込まれていました。
スピーディーな移動
本作では、ウェブ・スイングに加えて、新たにウェブ・ウィングが導入されました。これにより、空中をより自由に移動できるようになりました。ウェブ・ウィングで空中に浮かぶ円である風洞をくぐると、さらに加速し高速移動ができます。フィールドは前作の2倍程になりましたが、スピーディーな移動のおかげで退屈さを感じさせませんでした。
爽快で頭を使うバトル
バトルはただボタンを連打するだけでは敵にすぐにやられてしまいます。通常攻撃しながら敵の攻撃を回避し、アビリティーとガジェットを駆使して戦います。そして、フォーカスゲージが溜まればフィニッシュブローで特殊なカットで敵を倒すことができます。
さらに、今作ではパリィシステムが新たに導入されました。敵の攻撃をタイミングよく防ぐことで、反撃のチャンスが生まれます。パリィのおかげで、敵に囲まれても反撃することができました。
街中やイベントでは、2人のスパイダーマンが共闘する場面も多く、一緒に同じ敵を倒すカットシーンが入ると爽快です。
MJこと、メリー・ジェーン・ワトソンもプレイアブルキャラとして動かせますが、生身で敵を一撃で倒していきスパイダーマンより強いかも・・・と面白かったです。
豊富なミニゲーム
今作もパズル要素のあるものやウェブ・ウィングを使って飛びながら敵を追いかけるなどのミニゲームが多彩でした。イベントで強制的にするミニゲームは簡単なものが多く、フィールドで任意に遊べるものは難しい物もありました。ストーリーの合間の息抜きとして程よいバランスのものでした。
プレイして良かった点
プレイして良かった点を挙げていきます。
完成度の高いストーリー
ストーリーは、最初から最後まで飽きさせないものとなっていました。特に中盤から最後まではノンストップで盛り上がっていき、一気にプレイしてしまいました。敵キャラも最後までずるずる引っ張るのではなく、あっさりと序盤、中盤で脱落させて、さらに強いキャラに焦点を当てていったので、引き伸ばし感が全くなかったです。
フィールド上の寄り道要素も、終盤近くはあまり出なくなったのでストーリーに集中できたのも良かったです。
W主人公として、ピーターとマイルズの成長の描き方に違いを持たせていたのも良かったです。今後の人生を考えていくピーターとヒーローとして成長していくマイルズがうまく描かれていました。個人的にはマイルズが復讐心から抜け出したところが、王道ヒーローものとして良かったです。
爽快な移動感
ニューヨークの街を自由自在に駆け巡る感覚は、今作も健在でした。ウェブ・スイングとウェブ・ウィングによる高速移動は爽快でした。PS5の高速処理能力を実感しました。
ファストトラベルが一瞬なのも超快適でした。ファストトラベルを実行するとマップから実際の街にシームレスに繋がる演出は、ファストトラベルの完成形だと思います。
グラフィックの美しさ
前作のニューヨークの街並みも綺麗でしたが、今作はさらにパワーアップしていました。細かなところまで作り込まれており、実際の街を飛び回っている気分になりました。
フォトモードでの撮影も楽しかったです。プレイ中は何度もフォトモードを立ち上げてしまい、なかなかストーリーが進みませんでした。
遊んでいて気になった点
欠点らしい欠点はありませんでしたが、遊んでいて気になった点を挙げていきます。
戦闘の新要素の習得が難しい
移動シーンやバトルでコマンドが様々あるので、久々にプレイすると操作感を思い出すまで複雑に感じることもありました。パリィ要素も加わり、上手く活用できると爽快バトルができますが、苦手な人は難しく感じるかもしれません。
ただ、バトルは難易度を調整できます。戦闘が苦手だったり操作が複雑だという人は難易度を下げることができます。
映画や前作の知識があるとより楽しめる
物語の背景やキャラクターの関係性を深く理解するためには、スパイダーマンの世界観や前作ゲームの知識があるとより楽しめます。ただ、同じキャラでも映画などとは設定が違っているので、そこまで知らなくても大丈夫です。ただ、マイルズに関しては「マーベルスパイダーマン マイルズモラレス」をプレイしている方が感情移入できると思います。
まとめ
PS5の性能をフルに活用することで、ロード時間を感じないことやフィールドの高速移動、瞬間のファストトラベルが実現し、ちょっとしたストレスを感じるということも全くありませんでした。W主人公どちらにもスポットが当たり活躍していたのもバランス良かったです。
次回作もありそうな終わり方だったので、今後の展開も楽しみです。