柴犬になって人々を光の柱へと導くパズルアクションゲーム「HUMANITY」をプレイした感想・レビューです。
一筆書きでゴールまで人を導いていく感覚がシュールで癖になるゲームです。
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柴犬アクションパズル「HUMANITY」
柴犬が真っすぐしか歩けない人々を導いて光の柱(ゴール)へと導くパズルゲームです。
CMからして奇妙さを前面に押し出していましたが、実際プレイしてもシュールさや奇妙さを感じますが、癖になり気づくとあっという間に時間が過ぎていました。
「Rez Infinite」や「テトリス エフェクト・コネクテッド」などで知られるゲームクリエイターの水口哲也さんがプロデュースを担当していると知り、「HUMANITY」の世界観に納得しました。
水口さんのゲームを何作か遊んだことがありますが、見た目はシンプルなのに、どこか掴めない不思議な世界観やシンプルゆえの奥深さがあるゲームばかりです。
HUMANITYのゲーム製作者のインタビュー記事も興味深かったのでおすすめです。人間性(HUMANITY)を問う、結構テーマ性のあるゲームだったんだなと思いました。
PSプラス エクストラ以上だとゲームカタログで遊べるので、ダウンロードしてプレイしてみました。PSVRにも対応しているようです。
ストーリー
「ある朝、目が覚めると、私は犬だった」という意味の分からないところから物語は始まります。
すべての人類から自我が失われた世界の中で、理性と意思を保ち続ける最後の指導者がプレイヤーである柴犬となります。
謎の球体から、人々を「光の柱」へと導く使命を与えられます。
柴犬が人々をコントロール
人々の群衆は真っすぐにしか進みません。放っておくとステージの切れ目から落ちていきます。
そこで、柴犬を操り、ステージに矢印を置いて群衆の向きを変えていきます。
ステージによっては、JUMP、TURN、FLOAT、SHOOTといった多彩なアクションを使用して人々を導いていきます。
アクションをする時に、柴犬がワンと鳴くので可愛いです。
一筆書きでスタートからゴールまでつなげるような楽しさがあり、どういったコースを通るとゴールにたどり着けるだろうと考える楽しさがありました。
「GOLDY」と一緒にゴールして報酬獲得
群衆をゴールまで導くのは難しくないのですが、「GOLDY」という金ぴかな存在がゲーム性を高めています。
GOLDYは自分で進むことはできず、群衆に交じることで行動をともにし、ゴールまで誘導する必要があります。
GOLDYを集めると、攻略が有利になる新しい力が手に入ったり、人間の見た目を変更できたりします。
群衆はコースから外れて落下していっても光の扉から次々沸いてきますが、GOLDYは一度かぎりなので、もたもたしているとすぐにコース外に落ちてしまいます。
GOLDYをゴールまで導くために、先手でコースを考えて誘導していく必要があり緊張感が生まれます。
ステージのギミックも多彩
ステージも章ごとにギミックが違っているので飽きがこず続けられます。
最初のステージは基本操作のみですが、次のステージでは物を動かして道を作っていきます。
その次のステージでは、最初に時間が止まっている間にマップにアクションを散りばめて、時間再生で人々がゴールまで進むのを見守るギミックになっています。
ハプティックフィードバックが気持ちいい
謎の球体の呼びかけは、ドラクエのセリフのようにポポポポポという音が出るのですが、それにあわせてコントローラーもポポポポと震えます。
柴犬の動きとハプティックフィードバックが気持ちいいです。
音楽が不思議で癖になる
音楽も不思議さあふれる世界観とマッチしており、癖になります。
SpotifyやApple Musicなど音楽配信サービスでも、すでに配信されているので、今週は作業BGMとして聞いています。
謎の球体のいる広場で流れる「Drip」という曲が不思議な感じで気に入っています。
オリジナルステージをシェアできる
自分でステージを作成してシェアしたり、他の人が作ったステージを遊ぶことができるモードもあります。
他の人が作ったのステージを少し遊んでみましたが、こだわって作ってるのか、かなり難しいものも多かったです。
「HUMANITY」感想
ステージも多く、まだ最後までクリアしていませんが、1つ1つのステージは短いのでサクッとプレイできます。でも、もう1つ、あと1つと遊んでいるとあっという間に時間が飛んでいました。
一筆書きでゴールできたときの達成感が気持ちいいのと、感情のない人々が黙々と進むシュールさが癖になるゲームでした。