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「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界

「ANNO: Mutationem(アノー:ミューテーショネム)」のPS5版をクリアした感想やレビューです。

2Dと3Dで描かれるサイバーパンクの世界が癖になるゲームでした。

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界

「アノー:ミューテーショネム」レビュー

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「アノー:ミューテーショネム」2Dと3Dのサイバーパンクシティー

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界

2Dと3Dで描かれるサイバーパンクの世界

「アノー:ミューテーショネム」は、キャラは2Dで、スチームパンクの舞台が3Dで描かれる独特なグラフィックが特徴です。
ジャンルはアドベンチャーアクションRPGとなっています。

2Dの横スクロールアクションと3Dの探索がシームレスに切り替わります。

「アノー:ミューテーショネム」あらすじ

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界

ネオン煌めくサイバーシティー

ネオンのきらめくサイバーパンク世界を舞台に、行政府のエージェントであるアンがパートナーで天才ハッカーのアヤネと共にさまざまな依頼をこなしていきます。
主人公アンは失踪した弟を探すため、依頼をこなしながら危険な組織や怪奇生物と接触します。
弟を探す過程で、アン自身の出自の謎も明かされていきます。

魅力的なサイバーシティー

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界
「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界
魅力的なステージが多彩

サイバーパンクというと、ネオン看板が立ち並ぶ摩天楼に、体の一部を機械化した人、アンドロイドなどイメージですが、「アノー:ミューテーショネム」もイメージ通りの世界観です。

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界
「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界
街中のポスターもサイバーパンクらしい

 

変な日本語、中国語、英語が混じった看板や、空飛ぶ車などもサイバーパンクの世界を彩っています。
近未来都市や入り組んだ地下建造物など、色々なステージが用意されています。

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界
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何かエヴァっぽさを感じる

エヴァンゲリオンのオマージュかなというようなシーンも度々ありました。
街から街の移動で入るロード画面は映画「ブレードランナー」っぽさがありました。

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「ブレードランナー」っぽい雨が降る中空飛ぶ車を運転

街やステージは3Dですが、キャラクターは2Dのグラフィックで描かれています。
異なった2つのグラフィックが違和感なく調和していて、独特な味わいがあります。

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3D移動ができる探索パート

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界

前後の移動ができる探索パート

街やダンジョンは、奥行きのある3Dのフィールドで構成されており、前後への移動も可能です。
街の人と会話してクエストを受注したり、ゴミ箱などからアイテムを見つけたりできます。

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着替えができるオマケ要素も

2Dのキャラクターが3Dの舞台を歩き回る姿は、独特です。

サブクエスト

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マップも目的地が分かりやすい

マップ上の「?」と表示されている場所にいるNPCに話しかけるとサブクエストが始まります。
クエスト内容は、だいたいは複雑なものではなく「アノー:ミューテーショネム」の世界が深まるものとなっています。
ただ、幾つかのクエストは何をすればいいか分からないものもありました。

ミニゲーム

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バーテンダーのミニゲーム

ミニゲームも用意されています。

例えば、アンの姉がマスターをしているバーでは、バーテンダーのミニゲームが遊べます。

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ゲーム「ヴァルハラ」のキャラもゲスト登場

 

ちなみに、バーでは「VA-11 Hall-A ヴァルハラ」のキャラがコラボで登場します。

横スクロールの戦闘パート

「アノー:ミューテーショネム」レビュー 2Dと3Dで描かれる不思議なサイバーパンクの世界

戦闘はオーソドックスな横スクロール

戦闘パートになると、横スクロールになり前後移動は無くなります。
攻撃だけでなく、ジャンプやしゃがむといった動作もできるようになります。

3D探索と2Dアクションがシームレスに切り替わり、違和感を感じませんでした。

戦闘アクション

戦闘は、基本ビームソードで戦います。
操作のレスポンスは軽快です。
スピード感があり手数が多い小剣と、大振りですが威力が高い大剣が、それぞれ別のボタンに割り振られています。
また空中や離れた敵には銃で攻撃もできます。

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青色ゲージを削り特殊演出の攻撃

敵には赤いゲージの体力と青いゲージがあり、青いゲージを削ると強力な一撃ができるカットインが入ります。

アンや武器を強化する

アン自身や武器をアップグレードできるようになります。

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武器は種類が豊富

武器は複数用意されており、それぞれ性能や攻撃モーションが異なります。
さらに武器にチップを装着し、性能を向上させることが可能です。

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アンはスキルツリーで強化

アン自身は敵を倒すことで手に入るポイントを消費し、スキルツリーでさまざまなアビリティを覚えられます。
体力や攻撃力などの向上のほか、新たな技も解放されます。

スキルが増えると、さらに爽快なアクションが楽しめます。

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不満点

プレイしていて不満に思ったことは以下の点です。

  • ストーリーがよく分からない
  • 日本語訳が残念

ストーリーがよく分からない

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相棒のアヤネはAIだと思ってました

ゲームをプレイしただけではストーリーが唐突でよく分からない点が多かったです。

例えば、パートナーのアヤネはドローンで投影された映像で登場しますが、最後までAIかアンドロイドかと思っていました。
敵キャラも意味深なセリフのわりに……ということが多かったです。

日本語訳が残念

翻訳が残念な点が多々ありました。
アンの姉の名前がナカムラだったり(それ名前じゃなくて名字でしょ)とおかしな点がありました。

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姉さんの名前がナカムラ

それはまだ仕方ないとあきらめがつくのですが、文章が切れる箇所がおかしく、テキストボックスで文字が中途半端に切れることが度々ありました。

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そこは一つに収めようよ

「アノー:ミューテーショネム」まとめ

ビジュアルを見て、世界観に魅力を感じれば買いだと思います。
サイバーパンクの世界観で、謎を追っていく雰囲気が良かったです。

逆に、ストーリー目当ての人には、おすすめしません。
アクション部分はインディーズの2D横スクロールといった感じです。

よくセールで安くなっているので、そのタイミングで買うのもありです。