「ホグワーツ・レガシー」のPS5版をクリアした感想やレビューです。
ハリーポッターを知らなくても、ファンタジー世界のオープンワールドゲームで楽しめると思います。
でも、ハリーポッターシリーズを少しでも知っている人がプレイすると、こういう展開が欲しかった！と満足できる内容でした。
- 「ホグワーツ・レガシー」レビュー ハリーポッター好きはマストプレイ！
- 「ホグワーツ・レガシー」の戦闘は単調？
- やり込み要素が豊富
- PS5版「ホグワーツ・レガシー」の特徴
- 「ホグワーツ・レガシー」でイマイチな点
- 「ホグワーツ・レガシー」をプレイした感想や評価は？
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「ホグワーツ・レガシー」レビュー ハリーポッター好きはマストプレイ！
原作は全7巻の児童小説「ハリーポッター」シリーズですが、今作の舞台は原作から100年ほど前の1800年代ということで、キャラクターの直接のつながりはありません。
ファミリーネームから原作のあのキャラとの関わりが？など考察できますが、かなりのファンでないと（原作も映画も結構前の作品なので）分からないと思います。
ということから、原作や映画を知っているとより楽しめますが、知らなくても十分楽しめる内容に作られていました。
序盤10時間程のプレイレビューは以下からどうぞ。キャラメイクや序盤のストーリーについて触れています。
「ホグワーツ・レガシー」のストーリーはどんな内容？
主人公はホグワーツ魔法学校に5年生から編入します。特例で編入するため、授業についていけるように入学前にフィグ先生から魔法を個人レッスンで受けていました。
主人公は、特別な魔法である古代魔術に関わる力を持っており、主人公を巡ってさまざまな物語が展開されます。
5年生の編入性という位置づけが絶妙だなと感じました。1年生だと幼過ぎて過酷なストーリーは難しいし、普通の5年生はある程度の魔法知識があるのでプレイヤーと乖離が生じます。編入生ということで、チュートリアル的な展開でも違和感なくプレイできました。
メインストーリーは古代魔術に関するストーリーが展開されますが、驚く真相が⁉というものもなくシンプルな物語に感じました。ボスキャラも少し印象が薄く、あっけなく終わってしまう感じでした。
ホグワーツでの１年を体験できる
原作も1巻で1年間の流れですが、ゲームでも5年生の1年を体験できました。
季節が変わり、学内やフィールドが紅葉したり、雪が積もったりと季節感を感じられました。
ホグワーツの3人の生徒とのサブクエ
サブクエストは多数ありますが、大きな物語になる同級生3人の3つの物語は面白かったです。それぞれが章仕立てになっており、ハリポタの世界のそれぞれの面を深める物語になっていました。
セバスチャンは、闇の魔術に関係する物語が展開されていきます。最初は妹思いの優しいお兄ちゃんですが、主人公の悪意ない煽り（どんな魔法も覚えたがる好奇心）によって、取り返しのつかない展開に……！
※主人公のセリフは選択できるので、プレイヤーにより展開は異なります？
動物大好き少女ポピーのクエストは、魔法世界の動物に焦点が当たった展開が楽しめました。密猟者絶対倒すマンのポピーと共に密猟者の拠点を次々につぶしていきます！
魔法動物ということでハリーポッターやファンタスティック・ビーストでおなじみの動物が多数登場しました。一番爽やかな展開でした。
他のサイドクエスト
同級生3人以外にも他の生徒や村人から多数のサブクエが受けられます。内容はお使いや謎解き、敵を倒してくるなどバリエーションが豊富でした。
生徒や村人は癖の強い人たちが多く、笑えるものも多かったです。泳げないから主人公を泳がせたり、訓練しようとしたトロールが村を壊したから討伐してほしいなど、ぶっ飛んだ思考の人々がクエストを依頼してきます。
主人公側も相手を思いやるセリフを選択できれたり、逆に相手を煽りまくるブリティッシュジョークが堪能できる選択も可能です。
ハリポタファンが満足できる要素
ホグワーツを探索できる！これだけでファンは満足でしょう。原作や映画で想像した複雑なホグワーツ魔術魔法学校を自由に移動できるのは、ファンにとっては夢のようです。最初は無駄に学校内を走り回っていました。
仕掛けのある部屋や最初は入れない鍵つきの部屋など、中盤以降も探索を楽しめるように工夫されていました。
組み分け帽子から4つの寮、ポリジュース薬による変身、図書館の禁書のゾーンへの侵入、3つの秘宝などなど、原作を知っているとそれが体験したかった！という要素がストーリーに組み込まれており満足できました。
学校から世界を舞台に
最初はホグワーツ魔法学校を中心に、メインストーリーもサイドクエストも展開されますが、だんだんとその舞台は学校外へと広がっていきます。
最後には副校長にくぎを刺される程、課外活動ばかりになります。トロールを倒し、密猟者や闇の魔法使いの拠点を次々と襲撃し制圧していくというハリーもビックリするほどの無双主人公っぷりを見せつけてくれます。
物語終盤で闇の魔術を躊躇なく放ちまくる主人公は、名前を呼んではいけないあの人を凌駕するほどです。
※主人公の行動はプレイヤーによります
ホグズミードでショッピング
ホグズミードという村は、原作でも魔法の道具をそろえるために度々登場しますが、今作でも色々なアイテムを売買できる村になっていました。
原作より昔なので、まだ発展途上な雰囲気もありますが、杖や魔法薬などいろいろそろえるために度々たちよることになります。
物語が進むと美容院のような場所で髪型や髪色など一部変更できるようにもなりました。（顔の輪郭は変えられなかったです）
箒などで空を飛ぶ
序盤の終わりごろ（私は10時間程）で箒で空を自由に飛び回れるようになります。
箒に乗れるようになると一気に世界が広がっていきます。
序盤から空を飛んでしまうと、フィールドが狭く感じるかなと思っていましたが、謎解きや収集要素がマップに点在しているので、何度も地上に降りたり、地上すれすれを低空飛行したりとマップ内を楽しめました。
中盤では箒以外にも乗れるようになり、よりファンタジー世界を味わえました。
「ホグワーツ・レガシー」の戦闘は単調？
最初PVなどを見ていた時は単調そうな戦闘だなと思っていましたが、実際に遊んでみるとコンボを考えさせる戦闘になっていました。
攻撃魔法はクールタイムがあります。魔法を4つセットでき（切り替えで最終的に4パターン作れる）、通常魔法攻撃と組み合わせて効率よくコンボを狙っていく必要があります。
敵を引き寄せたり、動きを止めたりと直接攻撃以外も豊富でバトルをテンポよく楽しめました。魔法防御も簡単にでき、成功すると反撃でダメージを与えられるので複数の敵でもストレスなく戦えます。
単調ではないですが難しくもなく、ハリポタの世界を味わいたい・ストーリを進めたいというライトゲーマーでも気軽に楽しむことができます。
レベル上げは戦闘ではない
ホグワーツレガシーで経験値を得る手段は、バトルではなくチャレンジ項目の達成です。最大レベルの40になるには全チャレンジ達成が必要です。（メインストーリー達成にはLv34あれば大丈夫です）
メインストーリーを進めたり、クエストをクリアしたり、フィールドガイドを集めたり、動物を集めたり……。様々なチャレンジをクリアしていく必要があります。
やり込み要素が豊富
ホグワーツレガシーは、色々なやり込み要素が豊富でした。
探索のやり込み
鍵付きの場所があったり、簡単な謎解きで開く小さいダンジョンが点在しています。
敵の野営地や魔法動物の巣、マーリンの試練（謎解き）や他の要素がストーリーを進めるごとに増えていきます。フィールドを歩いている（箒で飛んでる）だけで何かがあるという状態でした。
索敵魔法が探索やバトルに役立つ
索敵魔法のレべリオを使うと、敵や宝箱が赤や黄色で目立つようになり、探索やバトルに役立ちます。
複雑なマップの多い今作で、この魔法が一番使用頻度が高いと思いますが、システムと世界観を見事に融和していると感じました。
必要の部屋でのやり込み
ストーリーが進むと必要の部屋が使えるようになります。部屋に自由に家具を置いたり模様替えできるので、こだわりだしたら時間があっという間に過ぎていきます。
戦闘が有利になる魔法薬を作ったり、植物を栽培したり、捕まえた動物を世話したり繁殖させたり、できることはかなりあります。
しかも、ストーリーの進行によって部屋がどんどん広くなり、まだ広くなるの⁉というぐらい拡張されました。
PS5版「ホグワーツ・レガシー」の特徴
プレイステーション限定クエスト「呪いのホズグミード店」が遊べます。かなり作り込まれた世界観が遊べました。少しホラーテイストで、他のクエストと少し毛色が違うストーリーが楽しめました。
コントローラーのハプティックフィードバックで空を飛ぶ感覚を感じたり、アダプティブトリガーで魔法の感覚を楽しめました。
広大なフィールドですが、ロードが速くストレスを感じなかったです。
「ホグワーツ・レガシー」でイマイチな点
全体的に出来が良く、バグも少なく快適にプレイできました。初期の頃は、扉を開けるときにロードで一瞬固まっていましたが、アップデートで良くなりました。
あえてイマイチな点を挙げるならフォトモードが無いことです。ファンタジーな世界を自由に歩いていて、美しい風景に出会ってもフォトモードがない…。いつかアプデでお願いします！
あとは、探索要素の謎解きは数パターンありますが大体同じ感じなので、終盤はちょっと飽きてくるところでしょうか。
前半はホグワーツ魔法学校の生徒として授業に出たり、先生や生徒と交流を持ちますが、後半はほぼ学外でのストーリーになったので、後半も学校でのイベントがあればよかったなと思いました。
「ホグワーツ・レガシー」をプレイした感想や評価は？
ハリポタファンからゲーマーまで色々な層の人が楽しめるゲームだと思いました。原作や映画で完成されているファンタジー世界をオープンワールドのゲームで丁寧に表現したらこうなるというお手本のようなゲームでした。
戦闘も楽しく探索要素もふんだんにあるので、探索やサイドクエストで寄り道しながら最後までメインストーリーも楽しめました。
