中之島美術館で開催中の「モネ 連作の情景」展と「没後50年 福田平八郎」展をはしごしてきました。モネは人気で人が多かったですが、展示作品は全部モネという豪華な展覧会でした。
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「モネ 連作の情景」展
1874年の第1回印象派展が開催されてから150年という記念展。睡蓮の作品もありましたが、「連作」がこの展覧会のメインでした。「積みわら」の絵を実際に見るのは初めてだったので見れて良かったです。
モネがサロンに応募していた印象派以前の作品から、印象派としての作品、晩年のジヴェルニーでの睡蓮などの作品など、時系列順にモネの作品を見ていくことができました。同じモチーフ・場所でも、数年後には印象が全く違う絵画になっており興味深かったです。
写真オッケーの作品は少なかったですが、最後のジヴェルニーの庭の展示コーナーでは睡蓮などの絵が飾られ写真撮影もオッケーでした。睡蓮の絵は立体感が凄く、近くで見ると迫力がありました。見応えがある展覧会でした。
原田マハさんの講演や小説
年パスでタダで鑑賞できるからと、チケットなどの情報を見てなかったのですが、原田マハさんの講演会があったみたいです。行きたかった・・・!
原田マハさんは、キュレーターをされていた作家さんで、アートへの造詣が深く、アート小説を書かれています。今回の展覧会に行く前に、「モネのあしあと」と「ジヴェルニーの食卓」を読んでいったのですが、これがよかったです。
「モネのあしあと」は、モネの生きた時代背景(産業革命やパリ万博)の説明やフランスアカデミーと印象派の違い、モネの時間軸で住んでいた場所の説明などが分かりやすく書かれており、これを読んでおけばモネの概要が理解できました。
「ジヴェルニーの食卓」は、若かりし時の回想を挟みながら、モネが最後の作品「大水連」を描く短編です。フィクションも含みますがモネがどんな人物だったか、どんな人生を歩んできたかがイメージしやすかったです。
展覧会のコラボで原田マハさんがショートストーリー2つを書き下ろしてます。
展覧会「モネ 連作の情景」に作家の原田マハさんがオリジナルストーリーを特別書き下ろし - 産経ニュース
ショートストーリー_モネ 連作の情景 | モネ 連作の情景 | イベント | 関西テレビ放送 カンテレ
「没後50年 福田平八郎」展
福田平八郎は「写実に基づく装飾画」という新しい時代の芸術を確立した人物です。写実的な絵からデフォルメされた絵まで様々な画風の作品が展示されていました。学生時代から晩年まで、時系列順に展示されていました。
「竹」や「漣」「水」など気になったテーマを繰り返し描き続ける姿勢は、連作を描き続けたモネと似ているなと感じました。写実的な絵も上手く、基礎があるからデフォルメされた絵もしっかりと特徴が出ているのかなと思いました。
展覧会グッズ 買ってきたもの
美術館のグッズも楽しみの一つです。モネと福田平八郎の両方ともグッズを買ってきました。
モネ展で買ってきたもの
図録
最近、図録が高くなってきてる気がします。ですが、今回は絶対買う!と決めて行きました。
表紙はプラスチック製?でしっかりしており、表に睡蓮、裏はチャリング・クロス橋が描かれています。解説もふんだんにあり、買ってよかったです。
ポストカード
鑑賞中に直感的にいいなと思ったものを厳選して4枚買いました。
ブックマーク
何種類かありました。睡蓮も良かったのですが少し暗かったので、明るいヴェトゥイユの教会の絵のブックマークを選びました。
福田平八郎展で買ってきたもの
ポストカード
「竹」と「漣」の絵のポストカードです。簡単そうな絵ですが、実際に見ると色の変化や緻密さを感じられ迫力のある作品でした。
ミニカード
裏側には、詩人の最果タヒさんの詩が載っています。何種類かあったのですが、一番気に入った絵の物を買いました。
その他
ポストカードフレームを購入しました。美術館のグッズでフレームが売ってることがあるのですが、装飾が凝っていたりとついつい手が伸びてしまいます。中之島美術館でフレームを買うのは2度目です。家がフレームだらけになる・・・。
まとめ
連続で展覧会を見るのは体力使いますね。でも、絵画を見た後は心が軽くなる気がします。
次に関西でモネの作品が見れるのは10月の「印象派 モネからアメリカへ」展でしょうか。そちらも楽しみです。