1月に体験したこと、遊んだゲーム、読んだ本で良かったことをまとめました。
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今月の良かったこと ~本・ゲーム・動画など~
今月はたくさんの展覧会に行くことができました。あとルミナリエも4年ぶりに開催されて良かったです。
「着せ恋」展と「リコリコ」展
大阪の大丸梅田で「着せ恋」展と「リコリコ」展が同時期に開催されていたので、一気にどちらも行ってきました。どちらかというと「リコリスリコイル」目当てでしたが、原作漫画の「その着せ替え人形は恋をする」展もエモかったです。原作読みたくなりました。
リコリスリコイルは、アニメの喫茶リコリコやハワイのお店の再現などがあり見ごたえがありました。音声ガイドの千束とたきなの掛け合いが尊かったです。
アニメージュとジブリ展
2年程前の大阪会場にも行きましたが、地元神戸でも開催!ということで行ってきました。だいたいは同じ展示内容でしたが、「君たちはどう生きるか」の公開後ということでポスターが加わっていたり、以前は未視聴だったアニメを配信で見て興味がわいていたりと新鮮な部分もあり楽しめました。
ルミナリエ
コロナ禍もあり、実に4年ぶりのルミナリエの開催でした。12月から1月開催に変わり、震災の記憶を風化させないという思いを感じました。綺麗で派手ですが、どこか寂しさも感じるイルミネーションだなと感じます。
サイトのデザインをリニューアル
前々からデザインを変えたいなと思いつつ忙しくてできなかったのですが、お正月休み以降、ちょこちょこと作業を進めて1月末に変更できました!CSSも整理してだいぶシンプルにできたと満足しています。
読書
今月はかなり積読を消化できました。(積んでいく量の方が多いですが・・・)
小説
「六人の嘘つきな大学生」がかなり面白く、途中から一気読みしてしまいました。
六人の嘘つきな大学生
6人の大学生が、就活の最終選考のディスカッションで問題が発生し疑心暗鬼になっていく前半とその数年後の結末を描いた2章構成でした。善人と思っていた人たちの嘘が暴かれ悪人になっていき、登場人物の印象が1転2転するストーリーに引き込まれました。
2章では、1章のさりげない言動の伏線が回収されていたり、ミスリードさせられたと気づいたりとページをめくる手が止まりませんでした。わざとらしい伏線や展開がなく、自然な伏線や展開で読んでいて、ご都合主義だな~と感じることがなかったのも凄いです。嘘がテーマの作品ですが、読んだ後の読後感は爽やかでした。
変な家
変な間取りの家を紹介する本かなと思っていましたが、ミステリーだと最近知りました。間取り図に「謎の空間」が存在していたことから、妄想に近い事件を想像していた記者たちですが、それを超えていく展開が面白かったです。最終章の突飛なストーリーは、やり過ぎ感を感じましたが、そこまでは楽しかったです。
行数も広く、図も多かったのですぐ読めました。手軽にミステリーが楽しめるのでおすすめです。
四畳半神話大系
バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い男子大学生が主人公。森見登美彦氏の回りくどくて軽快な独特の文章が最初から最後までほとばしり癖になります。
大学生活で違う選択をした4つのストーリーが楽しめますが、最終的にロビンソン・クルーソーよろしくパラレル四畳半を延々と漂流する展開には笑いました。じめじめした四畳半物語を爽快に描いた作品です。今は、続編の「四畳半タイムマシンブルース」を読んでいます。
マンガ
個人的に「鍋に弾丸を受けながら」が掘り出し物でした。数話完結型なので、気軽に読めますが、未知の世界体験ができ興味深かったです。
鍋に弾丸を受けながら 1巻
「危険な場所にほど美味いものがある」という考えで世界中の危ないエリアに食を求めるマンガです。この漫画は基本的にノンフィクションで、作中に登場する人物、場所、料理は実在するという注意書きがあるので、本当のことなんだろうなと思いながら読んでます。ですが、作者は2次元を過剰摂取しすぎて自分も他の人も美少女に見えるので、(作中でも美少女しかいません)非現実感も感じる絶妙な表現だなと感心しました。
アマゾナスのオレンジジュースを飲んで「これが”オレンジジュース”なのだとしたら…私がこれまで飲んでいたオレンジジュースとは一体…」というセリフがでますが、飲んでみたくなります。自分では絶対に行けない場所に旅している気分が味わえる作品でした。
悪役令嬢の中の人 1,2巻
悪役令嬢モノでも異質な作品で、転生者ではなく元の悪役令嬢が頑張るお話しです。乙女ゲーの世界で悪役令嬢レミリアに転生した主人公エミは、冤罪を晴らすため奮闘しますが、努力むなしく断罪されてしまいます。そこで本来のレミリアの意識が戻り、エミの冤罪を晴らすため行動します。
お互いがお互いのために頑張る優しさがあふれたマンガでした。レミリアが悪役令嬢っぷりを発揮する場面では、雰囲気が変わり作画が凄いです。
悪役令嬢レベル99 その1~3
またまた悪役令嬢モノ漫画です。RPG乙女ゲーの世界に転生した主人公は、ゲームの恋愛ストーリーよりRPG部分にハマっており、裏ボス(悪役令嬢)を倒すまでやり込んだゲーマーです。ゲーマーなので、幼少期にレベルを上げまくり、学園に入学する頃にはレベル99に。
コミュ障主人公で、周りからも疎まれますが、巻を重ねるごとに理解者も増えていきます。話を聞かず距離を縮めてくる公爵令嬢エレノーラ(ある意味こっちが悪役令嬢キャラ?)との凹凸コンビがいい感じです。
へんなねえさん
SFコメディの短編集・・・と思わせて、最後に全部の話が繋がる展開が見事でした。下ネタが多いので人を選びますが、面白かったです。おじさんがロボットを動かすシーンはシュールすぎて笑いました。
杉並区立魔法女学園平和維持部
へんなねえさんを読んだ後に読んだ方がいいです。1冊完結作品だと思っていたら、驚きの展開が!?へんなねえさんのノリがオッケーだったらこちらもおすすめです。
遊んだゲーム
今月はあんまりゲームしてませんが、「キメキャワ♥限界ビートちゃん!!」が面白かったです。ブラウザでできる音ゲーです。ジャム工場で虚ろな目をした女の子が黙々とフルーツにプレスをかけていく姿がシュールでした。
視聴した動画
1月ということで、アニメやドラマが新クールに入りましたね。
今期アニメ
好きな原作の「ダンジョン飯」がようやくアニメ化しました。ダンジョン攻略での食事事情を考えて、ダンジョンで自給自足(モンスターを食す)するアニメです。ドラクエなどRPGのお約束を上手いことネタにしているのがいいです。
前クールから引き続きの「葬送のフリーレン」や「薬屋のひとりごと」はクオリティが高くていいですね。どちらも原作から入った作品なので嬉しいです。
弱キャラ友崎くん(1期)
2期が放送されていますが、最初から主人公のコミュ力高いだろ、ということで1期を視聴しました。アタファミというゲームのランキングでトップをキープし続ける主人公の友崎が、2位をキープし続ける「NO NAME」とのオフ会で、学園のパーフェクトヒロイン日南葵と出会うことから、「人生というゲーム」に本気で向き合うことになります。
最初は表情筋を鍛えたり姿勢を正したりすることから始まりますが、クラスメイトに話しかけるなどステップアップしていく様子が描かれていました。脱陰キャのハウツーアニメな感じですが面白かったです。
四畳半神話大系
原作小説を読了後に一気見。小説では4つの並行世界でしたが、アニメは10パターンの並行世界に増えていました。原作のエピソードやエッセンスを上手いこと広げていました。
主人公「私」の独特の語りが、アニメでもちゃんと再現されており良かったです。どの平行世界でも「私」を堕落させていた悪友の小津が、最後の世界で立場が逆転する終わり方は綺麗にまとめたなと思います。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
映画館で見れなかったですが、アマプラの見放題にきたので視聴しました。マリオらしさを出しつつ、ミニオンズ(制作会社が同じ)のようなワチャワチャ感があり子どもは好きだろうなと思いました。
マリオカートやドンキーコングなどマリオの要素全部突っ込んで、ストレスのない展開でこれぞ娯楽アニメ映画だなと、何も考えず楽しんで見れました。無敵になるスターの表現も映像に上手く落とし込んでいたのが良かったです。続編ありそうな終わりだったので期待しています。
バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー
アメコミの「バットマン」じゃなく、バッ"ド"マンです。フランス映画「シティーハンター」のフィリップ・ラショーが監督しており、ヨーロッパのギャグセンスが輝いていました。
アメコミのようなフランス映画「バッドマン」の制作中に、バッドマン衣装を着たまま記憶喪失になった主人公が自分はヒーローだと思い込み、宿敵「ピエロ」(の役者さん)を倒そうとします。映画では英雄の行動でも、現実でやってしまうと犯罪です。どんどん無茶苦茶に悪い方に転がっていきますが、最後の最後で帳尻があいハッピーエンドに反転するのが見事でした。
昨今のアメリカの映画は”正しさ”を強調する作品が増えてきましたが、この映画は色々なところに喧嘩を売っており、ヨーロッパ風ブラックジョークが炸裂でした。ただのパロディー映画だと思っていたら、かなり良くできておりおすすめしたい作品です。
ミーガン
子どもの友だちとなるAI搭載ロボット「M3GAN(ミーガン)」が暴走しておかしくなってしまうホラー映画です。ホラーというジャンルですが、そこまで怖がらずに見れました。
ミーガンダンスがバズってましたが、そのシーンは一瞬だったのが残念でした。もっと終始踊ってるのかと思ってました。
最後の最後で守ろうとしていた子どもに敵意を向けてしまったのが、個人的には残念です。そこは、最後まで守ろうとして壊れたという展開にしてほしかったです。ChatGPTの流行などで、AIと会話することが一般層にも浸透し始めた昨今の状況もあり、身近に起こるかもという恐怖感があり、楽しめました。
フェイブルマンズ
巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画監督になる夢をかなえた自身の原体験を映画にした自伝的作品です。映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマンが自分でも映画を撮り始めます。撮った映像を見てリアリティがないとつぶやき、フィルムに穴をあけて銃撃シーンを光らせたりと少年期から映画への天才性が炸裂していました。
サミーは学校で腕っぷしの強いクラスメイトのローガンにイジメられますが、学校のイベントの映画を撮ることになり、ローガンを主役のような扱いで撮りました。現実の彼と映画でのキャラクターのギャップにショックを受け涙を流すシーンは、映像の持つ力を強烈に残すシーンでした。映画作りを中心に家族やクラスメイトとの関係など、サミーの人生を描いたドラマチックな作品でした。
作中で「E.T.」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など監督の作品を彷彿させるシーンがあり、少年時代の経験が映像に生きたのかなと思います。(宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」でも、今までの作品を想起さえるシーンがあったなと巨匠の共通点を感じました。)
今月の良かったことまとめ
今月は色々な展覧会を見れたのが良かったです。動画はアマプラに良い映画が見放題に入っていたので楽しめました。
1月の慌ただしさも終わったので、2月はゆっくり過ごしたいと思います。