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「英雄伝説 黎の軌跡」クリアレビュー!順当に進化しているシリーズものJRPG

「英雄伝説 黎の軌跡」(クロノキセキ)をクリアした感想です。

キャラクターやグラフィック、戦闘やストーリーについてレビューします。

シリーズものですが、初めての人や久々の人でも楽しめるかも解説します。

「英雄伝説 黎の軌跡」クリアレビュー

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「黎の軌跡」これぞJRPGだという安心の展開

「零の軌跡」、「碧の軌跡」依頼、久々に軌跡シリーズを遊びましたが、戦闘やグラフィックなど順当に進化していて驚きました。

逆に、物語展開は安定のJRPGで安心できました。

初めて・途中からでも大丈夫?

ストーリーが進むにつれ変化するタイトル画面

軌跡シリーズは、空の軌跡、零・碧の軌跡、閃の軌跡と色々シリーズが出ており、登場キャラも設定も物語も壮大になっています。

私は零・碧の軌跡の知識があったので何とかついていけましたが、初めての人は知らない人物、用語がたくさん出てくるのでチンプンカンプンになるかもしれません。

主人公ヴァンも、色々と事情を知っている感じなので、「あんたがあの事件にかかわっていたのか」など言いますが、ついて行けないことが多々ありました。

そういった事を気にせず、今回のストーリーだけを楽しめる人なら今作からプレイしても大丈夫だと思います。

今作で何も知らない世界に飛び込んだ、ヒロインのアニエス視点でプレイするといいかもしれません。

王道的なストーリー

アニエスが事務所を訪れる

ある日、名門校「アラミス高等学校」の学生である少女アニエスが事務所を訪れるところから物語が始まります。

アニエスは、亡き曾祖父の形見である8つの原型導力器(オクト=ゲネシス)を探したいと依頼します。

オクト=ゲネシスは全部で8つある

行く先々でオクト=ゲネシスにまつわる、事件に巻き込まれていき……といった王道的なストーリーでした。

8つの原型導力器を探すという目的がはっきりしており、プレイヤーにとって分かりやすい物語が展開されます。

様々な勢力の思惑が交差する物語

物語途中には、たくさんのキャラが登場しますが、それぞれの思惑が交差していく点は、シリーズを続けてきたからこそできる展開だと感じました。

魅力的なキャラクターたち

「アークライド解決事務所」を営む主人公ヴァンの下にたくさんの仲間が集まって、一緒に事件を解決していきます。

JRPGはキャラが大事だと思っていますが、魅力的なキャラが多く、仲もいいのでプレイして楽しかったです。

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主人公ヴァン

ヴァン

本作の主人公で、「アークライド解決事務所」を営む裏解決屋(スプリガン)です。

24歳という年齢で、程よく熱く程よく冷静で、大人がプレイしていて冷めない年齢設定で良かったです。

ドライな性格ですが、困った人をなんだかんだで助けてしまう面倒見の良い性格です。

スイーツ・サウナ・車が大好きで、突然スイーツの食レポを語りだすヴァンは可愛かったです。

スイーツ食レポの数々

仮面ラ〇ダーのように変身して戦うシーンもあり、今シリーズは特撮を取り入れているのかなと思いました。(閃の軌跡シリーズはロボを取り入れていたと思います)

大人がプレイしても、程よく中二的展開に浸れる絶妙なキャラでした。

特撮ヒーローのように変身する場面も
おしかけヒロイン アニエス

今作のヒロイン アニエス

このキャラの魅力で今回、軌跡シリーズを久々にプレイすることになりました。

黎の軌跡の発売時に、アニエスの白い水着(ヴァンの水着など他にもあり)発売記念DLCが無料で出ていたので、とりあえずDLCだけゲットしました。そうなると、プレイしなければいけないなと購入に至りました。(このDLCはPS5版の初回特典でゲットできるみたいです)

別にDLCに惹かれた訳ではなく久々に軌跡シリーズをプレイしたいと(略)

清楚で穏やかな雰囲気ですが、強い意志も宿しており、譲れないところは押し通していく性格が良かったです。

ヴァンに好意を寄せるものの、ヴァンからは子供扱いされています。でもいざという時にヒロイン力を発揮し今後の展開が楽しみです。

幼馴染ヒロイン エレイン

かっこかわいいヒロイン エレイン

最初はアニエス一択ですが、途中からエレインが気に入りました。

遊撃士協会に所属するA級遊撃士で、若手のエースです。

ヴァンとは幼馴染の関係で、学生時代にいい感じだったようです。

幼馴染お姉さんヒロイン

大人としてヴァンと関わろうとしつつも、好意を隠せずにいるところが可愛かったです。

サブキャラですが、プレイアブルとして最も関わってくるキャラでもあり、もうメインキャラにしてしまってもいいんじゃないという感じでした。

大人の距離感から幼馴染に戻る瞬間もあり可愛いキャラ

最初に共闘したときにかなり強かったので、登場すると安心できる頼もしいキャラにもなっていました。

ヴァン・エレイン・ルネという幼馴染3人のやり取りも好きです。

この3人のやり取りもなんかいいです

次回作では晴れてメインキャラになるようで、ヴァンとエレイン・アニエスの三角関係が楽しみです。

他のメインキャラ

リゼットやジュディスなど魅力的な仲間が増えていく

アニエスから始まり、次々とアークライド解決事務所にバイトや所属してくるキャラが増えていきます。

それぞれが思いを抱えつつ、仲の良いパーティーだったのが良かったです。

個性あふれるサブキャラたち

大家の娘ユメと家族にまつわるエピソードも良かった

個性あふれるサブキャラたちもたくさん登場します。

ストーリー中盤では、主人公たちと共闘できるキャラも多かったです。

シリーズものなので、過去作からも多くのキャラが登場します。

レンちゃん大きくなったなぁ

個人的には、零・碧で小さかったレンちゃんが高校生になってた所に驚きました。プレイアブルキャラではなかったですが、重要なポジションのキャラでした。

フィーの掛け声が良かった

多分過去作に出てる感じのフィーも気に入りました。途中でプレイアブルキャラとして操作できますが、「ゴーゴー」という掛け声が可愛かったです。

ディンゴとマリエルなどサブキャラ同士のカップリングストーリーなども多く、楽しめました。

街の住人たち

軌跡シリーズといえば、章ごとに住人(NPC)たちのセリフが変わるのが特徴ですが、今作でも章が進むごとにセリフが変わっていきます。

ついつい章ごとに、街にいる人全員に話しかけたくなります。

住人達にもストーリーがあり楽しめました。

例えば、屋台の新メニューを考える女の子と店主のやり取りで、女の子の考案したメニューがヒットしたり、漫画家と編集者とのやり取りがあったりと、どうなったかなと確認しに行く楽しさがありました。

クエストを解決しながらメインを進める

掲示板から依頼を集めてサブクエをクリアしていく

解決事務所と名乗っているので、小さなものから大きなものまで依頼がやってきます。

サブクエストを消化していくと、メインのクエストが舞い込んできたりと話が展開していきます。サブクエもストーリーがあり、種類も複数あったので飽きずにプレイできました。

複数の地域を移動してクエストをこなす

メインストーリーの合間に、サブクエストがちょうどよく挟まれているので、ストーリーの流れを遮ることなく楽しめました。

また、サブクエストをこなすとメイン・サブキャラとのイベントも見られ、キャラクターへの愛着が深まりました。

郊外への旅

車で郊外へ出張

大体の章で、最初に街のクエストを消化すると、大きな依頼(メインストーリー)が舞い込んできて郊外へ移動となります。

田園風景の田舎や中華風の街、砂漠の街など毎章ごとに違う雰囲気が味わえました。

砂漠から中華風まで様々な街を楽しめる

グラフィック

2Dの「零・碧の軌跡」以来でしたので、3Dになっていて驚きました。

背景などは、他の最先端のゲームと比べるともう一歩と感じますが、主要キャラのグラフィックは良くできていると思いました。

あと、昨今のPSで規制が強くなったはずですが……プレイアブルキャラだけでなく街中のモブでも、アンダーなウェアを見れてしまいました。

ほぼ毎章お風呂(サウナ)シーンがありました。もちろん女性陣も・・・

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サクサクな戦闘

バトルは、フィールドバトルとコマンドバトルのふたつの形態があります。

コマンドバトルは、従来のシリーズと似たシステムでじっくり戦略を練って戦います。

そして、今作から導入されたフィールドバトルでは、アクションゲームのようにフィールドで攻撃していく新システムとなっています。

フィールドでサクッと敵を倒し、強い敵はコマンドバトルでじっくり倒す使い分けができました。

フィールドバトル

アクション要素の強いフィールドバトル

フィールドにいる敵に対し、〇ボタンで攻撃、×ボタンで回避しながら撃破する、アクション要素の強いバトルです。

サクッと敵を倒せる反面、攻撃を食らうと大きなダメージとなり、敵に有利な状態でコマンドバトルへと突入するデメリットもあります。

敵に近づいて□ボタンを押してシャードを展開し、コマンドバトルへ突入することもできます。敵がダウンしている時にシャード展開すると、敵に大ダメージを与えることができます。

アクションは単調なので、弱い敵をサクッと倒したり、強敵をダウンさせて大ダメージを与えつつコマンドバトルへ持っていくなどの使い方がいいと思いました。

コマンドバトル

ターン制のコマンドバトル

お馴染みのコマンドバトルでは、敵味方が順番ごとに攻撃を繰り出します。

複数攻撃やクラフトやアーツでの攻撃ができたりと、戦略の幅が広がります。

強い敵の場合、コマンドバトルの方が確実に倒せます。

×ボタンを押し続けると、シャードを解除しフィールドバトルにすることができます。

武器の強化も細かくできる

装備品も自分好みに強化できる

各キャラクターが持っているオーブメント(装備)にクオーツというステータスを上げるアイテムをセットして許可したり、アーツプラグインをセットしてアーツ(魔法みたいなもの)を覚えたりと強化できます。

セットするものによりステータスや戦略が大きく変わってくる点もやり込みがいがあります。

L.G.C.アライメント

ヴァンの行動でそれぞれのパラメーターが変化

ヴァンには、LAW(ロウ)、GRAY(グレイ)、CHAOS(カオス)の属性値が設定されています。

クエストの達成や途中に発生する選択肢で値が加算されていきます。

この値により、ストーリー終盤に、共闘や敵対する勢力に違いが生じます。

全体的にバランスよく上げていると、選択肢が増えるのでおすすめです。

他にも、グレンデル(仮面ラ〇ダーみたいなの)に変身して戦ったり、Sブースト(必殺技)を発動したりと派手で爽快なバトルが楽しめます。

「英雄伝説 黎の軌跡」レビューまとめ

オクト=ゲネシスを使って実験を繰り返す敵勢力の目的は?

今作だけで、ちゃんと一つのストーリーが完結している点が良かったです。

でも、オクト=ゲネシスも集めきっておらず、ヴァンに関する謎も残っているので、次回作も楽しみです。

4K解像度やフレームレート60fps対応、ハイスピードモード等の追加機能が搭載されたPS5版も2022年7月28日発売予定です。PS4版を持っていると110円でアップグレードできるとのことなので、2週目はPS5版で楽しみたいと思います。

続編では2人からの攻防が激しくなりそう

さらに、続編の「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-」が2022年秋に発売されます。こちらは、エレインがメインキャラに昇格するとのことで今から楽しみです。