大阪であべのハルカス美術館の「広重 ―摺の極―」展と中之島香雪美術館の「珠玉の西洋絵画:モネ・ルノワール・ピカソ-和泉市久保惣記念美術館所蔵品展-」に行ってきました。
スポンサーリンク
「広重 ―摺の極―」展
朝に電車を乗り継ぎ、あべのハルカス美術館に行きました。平日に行きましたが、すごい人の量でした。最近行ったの展覧会は人が少なくて快適だったのもあり、ちょっとしんどかったです。さすが大阪。
見終わった後、お昼頃は入場者の数は減っていて、空いてました。オープン時間よりずらして行った方が良かったかもです・・・。
「広重」展の感想
歌川広重の絵は教科書とかでしか見たことなかったので、実際の浮世絵を見られてよかったです。「東海道五拾三次」など有名作も多数あり、満足できました。
歌川広重は人物がはあまり描かず、風景画が主だったようです。あと花と鳥もよく描いてたみたいですね。花鳥の絵もきれいでした。
ゴッホが影響を受けた絵も鑑賞
私は、ゴッホにハマり、浮世絵にも興味を持つようになりました。原田マハさんの「たゆたえども沈まず」は、ゴッホと浮世絵にフューチャーした小説で、とても面白かったです。今回は、ゴッホが見たであろう作品を見たいと思い、「広重」展に行ったとも言えます。
ゴッホが影響を受けた(模写した)「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」や「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」も展示しており、実物を見れたのが良かったです。雨を線で描くというのが、西洋美術では斬新だったというのを読んだことがあり、日本人には普通に思えることも国が違えば面白く映るんだなと印象に残ってました。
買った物
図録も最近高くなりましたね・・・。欲しかったですが、やめておきました。その代わり気に入った絵のポストカードを数枚買いました。
まず、特別仕様の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」のポストカードをゲット。この絵は注目してたので、和紙でできたポストカードにしました。
あとは、「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」と「名所江戸百景 亀戸天神境内」の普通のポストカードを買いました。浮世絵は橋の勾配などが誇張されて描かれているのが面白いですね。
観覧後は絶景を見ながら軽食
観覧後は、あべのハルカス美術館の上の階にあるファミマのフードコートで軽食を撮りました。高層ビル上空からの風景を眺めながら食事ができるので、隠れたおすすめスポットですよ。(前に大阪の友達から教えてもらいました)
「珠玉の西洋絵画:モネ・ルノワール・ピカソ」展
大阪方面に戻り、中之島香雪美術館の「珠玉の西洋絵画」展へ。初めていきましたが、オフィスビルの中に美術館があり、ちょっと緊張しました。
美術館自体はそんなに広くなく、それぞれの画家の絵が1-3点程展示されており、こじんまりとした展覧会で気軽に見れました。これだけメインに見に来るとちょっとがっかりしたかもしれませんが、大きな展覧会の後だったので、体力的にもちょうど良かったです。
モネ・ルノワール・ピカソが一堂に会する
大阪の和泉市久保惣記念美術館が所蔵するモネ、ルノワール、ピカソをはじめとする西洋近代美術25点が展示されていました。エドガー・ドガやポール・ゴーギャン、オーギュスト・ロダンなど有名どころの画家の作品が多く見ごたえがありました。
モネの「睡蓮」やルノワールの「カーニュのメゾン・ド・ラ・ポスト」 、「花飾りの女」がやっぱり良かったです。人もまばらだったので、絵の前に数分立って観たり、後ろのベンチでゆっくり眺めて鑑賞できたのが良かったです。
オーギュスト・ロダンの「考える人」と和室
写真オッケーなスポットで、ロダンの「考える人」が茶室に置かれていました。考える人って初めて見ましたが、こんな小さいんだと思いました。調べると、色々なサイズで制作されたみたいですね。茶室と考える人の組み合わせが面白く、和室に彫刻を置くことを考えたなぁと感心しました。
購入したもの
まずは展示されていたルノワールの「花飾りの女」のポストカードを買いました。ルノワールの柔らかいタッチの絵柄が気に入ってます。
そして木の板で作られた分厚いポストカードで、モネの睡蓮とゴッホの星夜月を購入しました。(展示品とは関係ないミュージアムグッズです)印刷された絵が絵の具のように立体的になっており、いい感じです。
まとめ
浮世絵と西洋絵画という、いわば正反対の展覧会に行きました。ですが、印象派の画家たちが浮世絵から影響を受けていたりと、リンクしているところもあり、絵画は調べると面白いものだなと思います。