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「FINAL FANTASY XV」クリアレビュー 仲間と世界を旅する前半が楽しめるかどうかが評価の分かれ目

FINAL FANTASY XV(ファイナルファンタジー15)をクリアした感想やレビューです。

賛否両論の評価だったFF15ですが、実際にプレイすると、その評価もなるほどと分かる良い点と悪い点がありました。

個人的には、仲間と広大なフィールドを車で旅する雰囲気などは気に入っています。

「FINAL FANTASY XV」クリアレビュー

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仲間と広大なオープンワールドを旅する物語

ファンタジー満載な世界

FF15は、PS5でPSプラスに入っていると無料でプレイできる 「PS Plus コレクション」の作品だったので、プレイしてみました。

ファイナルファンタジー15は、クリアまでプレイした初めてのFFとなりました。(FF7Rはクリアしましたが、続き物なので除いてます)

良かった点やイマイチだった点をレビューしていきます。

広大なフィールドを自由に旅する前半

車で広大なフィールドを旅する

広大なフィールドを車で自由に移動できるのが楽しかったです。

歴代のFF音楽をBGMに、主人公ノクトたちが会話したりと旅してる感が味わえました。

チョコボに乗って楽々移動

途中からはチョコボを呼ぶことができ、車で目的地付近まで移動→チョコボで目的地に移動という流れが快適でした。

旅の途中で、釣りやキャンプを楽しめる

キャンプで野宿し料理したり、釣りを楽しんだり、綺麗な景色をバックに写真を撮ったりと男4人旅が楽しめました。

クエストはだんだん面倒くさくなる

特定の場所に行き、○○を4つ集めるなどのクエストが多く、あと1個がなかなか見つからず夜になってさらに探しにくくなるなど、ストレスに感じるクエストが結構ありました。分かりやすくマーカーが出ていたりなどしていると良かったのにと思います。

クエストは同じ人から複数でますが、何かを探したり、モンスターを倒して戻ってくると、同一人物から同じような内容のクエストがまた出てくるのは面白く感じませんでした。(いわゆるおつかいクエスト)

物語中盤では道路以外の道も自由に走行できるように

車でファストトラベルできますが、近場のパーキングにファストトラベル→車で移動など移動にワンテンポかかるのが、だんだん面倒くさくなります。

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スピード感や爽快感あるバトル

爽快感あるバトル

バトルは爽快感があり楽しかったです。

MPを消費し前方に武器を投げて、その場所に移動できる“シフト”が独特なシステムで、上手くはまると敵を次々攻撃でき爽快です。

武器を4つ装備し、それを切り替えながら攻撃できました。

武器によりアクションが異なり、コンボ中でも武器の切り替えができるので、自分のやりやすいコンボに繋げられます。

モンスターや魔導兵とのバトル

夜になると強力なモンスターが行く手を阻む

魔法はアイテムなどから精製し、装備します。回数制限がありますが、魔法の材料を集めると精製できるので強い敵には躊躇なく使えました。

魔法はアイテムの組み合わせでかなり強力なものが作り出せるので、魔法攻撃必須でした。

強力な召喚獣たち

FFといえば召喚獣ですが、今作では任意で召喚できず、特定のイベントシーンでしか出せないのが残念でした。

グラフィックがいい

FFといえばグラフィックですが、今作も凄く良かったです。

食べ物に力を入れたという話もありましたが、おいしそうなクオリティの食べ物でした。

2016年に発売されたFF15ですが、今でも通じるグラフィックです。

ルナフレーナのムービーシーンは圧巻

特にムービーは、迫力ありました。中盤以降のルナフレーナのムービーシーンは幻想的で美しかったです。

操作がワンテンポ遅れる

アイテムを拾うときや人物に話しかけるときに、〇ボタンが出ていても反応してくれないことが多々ありました。

クエストクリアのポイントが出ている時など、ボタンで早送りできずテンポが遅く感じることもありました。

ボタンを押してレスポンスが返ってこないとストレスになるので、そこがイマイチでした。

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舞台やストーリーはいいけどキャラがいまいち

世界観やストーリーの流れは良かった

舞台設定やストーリーの流れを見ると壮大感があり、いい感じだなと思いました。

でも、ストーリーが繋がっていないように感じる部分もあり、キャラの性格も合わせて感動や爽快感などが阻害されているように感じました。

ワクワクさせる世界観作りはさすがFF

終盤になるまで、主人公一行が明確な目的なく(王墓を回りながら王家の力を集めるという目的はありますが)旅しているように感じたのも、感動や達成感を感じにくくさせている要因になっていたと思います。

キャラの性格にイライラ

主人公ノクトは王子さまですが、王子らしくないなぁという性格でした。

熱血でもなく冷血でもないですが、思春期という感じで、だりぃとかあちぃとか消極的なセリフも多く、ゲームを楽しんでるのに水を差される感じでした。

少年時代の性格で成長してくれたら良かったのにと思いました。

ラスボスからも突っ込まれていますが、国が滅んでもお気楽男4人旅を続けてるのが違和感ありました。(サブクエストせずにメインクエストをさくさく進めると違和感ありませんが……)

中盤はとある重大な事件で、パーティーがギスギスしますが、そのやり取りもイライラしました。

おじさんノクトの性格はかなり良かった

終盤、一気にノクトがおじさんになってしまいますが、かなり性格が良くなっていて王の貫禄もありました。その片鱗を序盤、中盤に出してくれていたらかなり変わったのにと思いました。

男4人旅もいいけど

男4人旅もいいのですが、やはり花が欲しかったなと思いました。

整備士のシドニー

いろいろなタイミングで、車を整備してくれるシドニーに出会ったり、傭兵団の団長アラネアとダンジョン攻略したり、グラディオラスの妹イリスが旅に同伴したり、ヒロインのルナフレーナとのやり取りがあったり、ゲンティアナに重要な話を聞いたりしました。

ゲンティアナとルナフレーナ

魅力的な女性キャラが多数登場したのですが、やはりパーティーに女性キャラがいたらだいぶFF15の印象も変わったのではと思います。

グラディオラスの妹イリスや傭兵団の団長アラネア

やっぱ辛えわ

実際は感動的なシーンだった

「悪い やっぱ辛えわ」というノクトに対し、「そりゃ 辛えでしょ」「ちゃんと言えたじゃねえか」「聞けてよかった」というやり取りはインターネットでも度々見かけ、プレイ前から知っていましたが、プレイ後はこのセリフの印象がかなり変わりました。

ネットではからかう感じでこの言葉が出てきますが、FF15をプレイせずにこの言葉だけ使うのはもったいないなと思いました。

個人的には終盤の展開は気に入っているので、この言葉が語られた意味を知りたいという人はサブクエは程ほどに、メインクエストを一気にプレイしてもいいと思います。

良いねという部分も多かったけど

プレイヤーではなく仲間が写真を撮るシステムが斬新だった

プロンプトがカメラを持って旅の途中で写真を撮ってくれます。

プレイヤーが好きに撮ることもできますが、他のキャラが勝手に撮ってくれて、それをキャンプやホテルで一日の終わりに確認できるというシステムは面白かったです。

ボス戦前に写真を見返す場面があり、前半にクエストなどしっかりやって世界観を楽しんでいると感動がありました。

今まで撮った写真が思い出深くなる演出が良かった

でも、目的をはっきり持たないキャラクターたち、途切れたようなストーリー展開などが全体の達成感を阻害しているとも感じました。

とはいえ、グラフィックや旅する雰囲気は良かったので、手軽に遊べるようになっている今プレイしても損はないと思いました。

サブクエをかじりつつ進めても40時間程でクリアできたので、個人的にはちょうど良いボリュームでした。