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大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

西宮市大谷記念美術館で開催されている「2023 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行ってきました。

様々な国籍の多様なイラストを鑑賞でき、楽しかったです。

大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

西宮市大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」

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「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」

大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」

「ボローニャ国際絵本原画展」は、イタリア北部のボローニャで毎年春に開催されている絵本原画コンクールの入選作品による展覧会です。西宮市大谷記念美術館では、毎年恒例の展覧会となっており、毎年行きたいなと思っていましたが、ようやく行けました。

コロナ禍以降の2021年からは、オンラインでの応募となり、応募数が増え続けているようです。今年は過去最多の91カ国・地域から4,345組の応募があったと説明されていました。

その中から、27カ国・地域の79作家が入選(日本人作家は5人)しました。作家ごとに複数枚の作品が展示されていたので、たくさんの数の作品がありました。

ゆっくり鑑賞できた

大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

展覧会のポストカード

今回は空いている時間を狙って行ったので、人も少なくゆっくり鑑賞できました。デジタルで描かれたものも多く、刺繍や写真のコラージュ、切り絵など多彩な表現もあり、絵本の絵と侮れないものばかりでした。

作家の国籍も多彩で、その国らしい絵や色使いもあり、色々な絵を楽しめるのが国際絵本展の魅力だなと思いました。

その中でも、フランス人マルク・マジュスキ氏の「チョウチョウくん」(Butterfly Child)が気に入りました。ふんだんに使われた緑に、細かな花々が彩り豊かに描かれており一気に惹かれました。

ほかにもの国の文化を描写した絵やウクライナの悲惨な状況を描いたものもあり、絵だけで文化や社会を学べるのも絵本の魅力だと再認識できました。

大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

森の風景の切り絵

絵本を木製の触察パネルにして触れるコーナーや2022年のボローニャSM出版賞を獲得したアンドレス・ロペス氏の「Volver a ver」(ふたたび見る)の作品をまるごと展示したコーナーもありました。「Volver a ver」は時間の流れの描写が1枚の絵で表されているシーンが凄いと思いました。

最後には、受賞作の絵本が実際に読めるコーナーもあり、色々な本を楽しめました。図録の表紙を描いたスージー・リー氏(2022年に国際アンデルセン賞画家賞を受賞)の絵本も数点置かれており、スケートの線や波、鏡など絵だけで表現した絵本となっていて良かったです。

購入したグッズ

大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

Butterfly Child

今回は図録を買わずに絵本を2冊購入しました。1冊目は、フランス人マルク・マジュスキ氏の「チョウチョウくん」(Butterfly Child)です。オリジナル版の絵本(英語)なのでいいお値段でしたが買ってしまいました。

大谷記念美術館「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で多国籍な絵本イラストが楽しめました

なみ

2冊目は今回の展覧会とは関係ないですが、韓国の作家スージー・リー氏の「なみ」を購入しました。こちらは絵本を読めるコーナーで見て感動して購入しました。横長の絵本ですが、左と右で分かれた構造となっており、紙の本でしか表現できないなと思う手法が楽しかったです。こちらは日本語訳がでていたので、お安く購入できました。

あとは、気に入った絵のポストカードを3枚購入しました。