PS4「魔女と百騎兵 Revival」をクリアしたレビューや感想です。
コミカルな絵柄に反して、やってることはえげつない魔女が活躍する物語です。
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コミカルで陰鬱な魔女の世界
「魔女と百騎兵 Revival」は、PS3「魔女と百騎兵」に追加要素を加えてPS4で発売された作品です。
大国に隣接した小さな森の毒沼にいるメタリカという魔女が、百騎兵という使い魔を手に入れたところから物語が始まります。
プレイヤーは百騎兵を操作し、メタリカの指示に従って行動していきます。
可愛らしくも毒のあるキャラたち
可愛らしくコミカルに描かれたキャラクターたちですが、一度しゃべりだすと規制文字が現れる発言をしたり、悪逆非道な行動をしていきます。
主人公を従わせる魔女メタリカは、世界を沼で満たすという目標のため、やりたい放題やります。
しかし、中盤あたり魔女の夜会で他の魔女たちが多数登場するあたりから一気に物語も急展開を迎え、メタリカを応援して世界を沼で満たしたくなります。
プレイヤーが操作する百騎兵は、喋りませんが感情豊かでかわいいです。
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バトルは可もなく不可もなく
武器を切り替えながら戦うアクションRPGです。
武器は3属性あり、それを1セット5個まで割り当て、交換しながら戦います。
スピーディーさがあまりなく敵も堅いので、爽快感はあまり感じませんでした。
しかも、ノックアウトすると数秒操作不能になるので、複数の敵からコンボを食らって大ダメージを受けることもありました。
ギガカロリー
ローグライクのお腹が減っていく要素のようなものです。
探索中は自動的に減っていき、走ったりダメージを受けると加速的に減っていきます。
そして、0になるとマイナス効果が発生します。
アイテムや敵を捕食することで回復できますが、ギガカロリーの要素でじっくり探索ができず必要なのか?と感じました。
探索マップ
演出なのか分からないですが、木々や建物で百騎兵や敵が見えなくなったり、全体的に見にくかったりとストレスが多いものでした。
ミニマップもありますが、今いる位置を確認しずらいと感じました。
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BGM
BGMは、魔女がいる世界の陰鬱でコミカルな雰囲気にあったものも多く、良い曲が揃っていました。
拠点の曲は、ランララランラン♪ と口ずさんでしまいます。
救いのない物語


章仕立ての物語構成となっています。
中には救いのない結末が描かれるものもあり、王道のハッピーエンドが好きな人には向いていません。
しかし、メタリカの過去、毒の沼などの謎も解明されていくので、先の展開が気になりました。
普通にクリアすると、伏線投げっぱなしの、これで終わり!?という「トゥルーエンド」に繋がります。
そして、条件を満たすと「バッドエンド」が見られます。(バッドエンドに行く条件が自力では分かりにくい、というかヒントがないので普通に攻略サイトを見るのがオススメです……)
このトゥルーエンドとバッドエンドの表記の仕方が、世界観にあった意地悪な演出で個人的には気に入ってます。
「魔女と百騎兵」まとめ
キャラクターや雰囲気が好みだと感じたなら、プレイしても後悔はないと思います。
バトルが面白そうとういうだけなら、爽快感は得られないかもしれません。
魔女がいる童話のような世界で、ちょっとイジワルな物語を味わいたいという人におすすめです。