PS5版「GRIS」をクリアした感想やレビューです。水彩の淡いグラフィックが美しく、音楽と絶妙にマッチしたアーティスティックで癒されるゲームでした。
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「GRIS」クリアレビュー
「GRIS」は、色がテーマのアート色の強いパズルゲームでした。PS5ならではの演出もあり、きれいで不思議なアートの世界に浸ることができました。
物語
ストーリーはよく分からなかったです。いきなり荒野に投げ出された女の子が歩いていくと、色彩を身に着けて、星を集めてどこかを目指していくゲームだなと思いました。
STEAMであらすじを見ると以下のようになっていました。
Grisは人生での辛い体験によって、自分自身の世界に迷い込んでしまった1人の女の子です。悲しみの中で、その薄れゆく世界を旅する能力を持った不思議なドレスをまとっている彼女。物語が進むにつれて、Grisは精神的な成長を遂げ、自分の世界を違った形で捉えるようになります。
へ~、そういうゲームだったんだ…。クリアしても分からなかったです。雰囲気がいいので、ストーリーが分からなくても楽しめました。
パズル要素
ステージに散らばる星を集めると、星が道を作り出して次のステージに進めるようになります。この星を集めるためにパズル要素のあるステージをクリアしていく必要があります。パズル要素は、各ステージ最初にチュートリアル的な謎解きをがあり、慣れさせる工夫が感じられました。分からなくても、周りをよく観察するとヒントがあるので、詰むことはなかったです。
ステージを進んでいくとドレスに色が付き、新しい能力を覚えていきます。重りになってもろい地面を踏み越えたり、2段ジャンプできるようになったりします。最初は移動とジャンプのみですが、進めていくとできる動作が多くなり楽しくなりました。
敵も登場するけど
このゲームにはゲームオーバーややり直しがありません。穴に落ちてリトライとか敵も登場しますがやられることもありませんでした。ですが、敵が追いかけてきて逃げたりと緊迫感もありました。
音楽
音楽が癒されるメロディーでアートな世界観とよく合っていました。ステージと連動した効果音も心地よく、没入感を高めていました。
PS5版の特徴
コントローラーの振動が良かったです。あと、ステージごとにメインの色が変わっていくのですが、そのたびにコントローラーのライトの色も変化していったのが面白かったです。青のステージでは青色に、赤のステージでは赤色にと変化し、あまり手元を見ませんが細かな所にまでこだわっていることを感じました。
良かった点
良かった点は以下がありました。
- 雰囲気が良い
- アート色の強い世界観
- 音楽
- 最後までギミックが変わっていき飽きさせない
この作品の雰囲気が好きかどうかで、評価も変わってくると思いますが、私はドストライクの雰囲気・世界観でした。
イマイチだった点
イマイチだった点は以下がありました。
- ストーリーが分からない
- セーブが分かりにくい。不便。
セーブは任意でできなくて、一定の場所に行ったらオートセーブされます。ただ、セーブポイントが分かりにくく、途中でやめると前回のセーブポイントからとなるので、ステージをクリアしたりなどある程度区切りがいい所でやめる必要があったのがイマイチでした。1ステージはそんなに長くないですが、ちょっとだけ遊ぼうというのがやりにくかったです。
まとめ
いろんな色をテーマにしたアートな世界観と音楽の組み合わせが心地よいゲームでした。操作感も良く、パズルも難易度がちょうど良かったです。
考えずに感じるのが好きな方にはおすすめのゲームです。