「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」のPS4版レビュー、感想です。
表は学園生活、裏は怪盗団の忙しくも充実した青春を体験できるスタイリッシュJRPGです。
- スタイリッシュ学園生活「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」レビュー
- ターン制なのに爽快バトル
- スタイリッシュな演出
- ボリュームが凄い
- 続編の「ペルソナ5スクランブル」もおすすめ
- 学生と怪盗の忙しくも充実した学園生活
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スタイリッシュ学園生活「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」レビュー
「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(P5R)は、「ペルソナ5」に新たなストーリーや追加要素のある、いわば完全版です。
私は無印ではなくペルソナ5 ザ・ロイヤルを初めてプレイしました。
ペルソナシリーズは「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」に続いて2作目です。
学生+怪盗の2重生活
4月に東京の学校に転校してきた高校2年生の少年が主人公です。
そのころ世間では、人が突然暴走して事件を起こす「精神暴走事件」が連続して発生していました。
ある日、主人公のスマホに覚えのないアプリがインストールされており、人の心が具現化した世界に入ることができるようになります。
そして、ペルソナの力を使い、その世界のコアを盗むと、盗まれた人は人が変わったように改心することが分かります。
主人公たちは「心の怪盗団」を名乗り、ペルソナの能力を使って悪人を改心させていきます。
東京の都会を学生目線で体験できる
ペルソナ5は東京が舞台となっており、リアルの東京に似た風景がゲームでも楽しめます。
主人公は、東京のそれぞれの場所で、仲間と遊んだり、買い物をしたり、バイトしたりと学生生活が楽しめます。
色々な活動によって主人公のパラメータをアップさせ、仲間やサブキャラと親密になる(コープ)ことができます。
コープのランクを上げることで、新しい技やサポートが受けられるようになり、戦況が有利になっていきます。
魅力的なキャラクターがたくさん登場
ペルソナ5には仲間になるキャラクターに加え、学園生活で出会う色々な人たちと親しくなれます。
仲間キャラは、それぞれの葛藤や乗り越えていく姿が描かれ、愛着がわいていきます。
JRPGには珍しく大人のサブキャラが多く、主人公を大人の視点で導いてくれます。
大人のキャラでは、主人公の居候先の惣治郎が大人として主人公を導きながらも、泥臭い過去もありと人間味あふれるキャラで気に入っています。
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ターン制なのに爽快バトル
バトルはオーソドックスなターン制です。
ターン制と聞くともっさりしたものをイメージするかもしれませんが、P5Rはスタイリッシュで爽快なバトルシステムとなっています。
基本は敵の弱点を狙ってダウンさせ、仲間全員で攻撃する「総攻撃」で一気に掃討します。
キャラクター自身の攻撃やペルソナを使っての攻撃と戦略性が豊かです。
主人公はペルソナを交代できるので、相手に合わせて属性を次々と切り替えていく楽しみもあります。
バトルコマンドもスタイリッシュで触っているだけで楽しく、雑魚敵の戦闘も苦になりませんでした。
「バトンタッチ」で攻撃を繋げる
相手の弱点属性を攻撃することで「1 More」が発動し、続けてそのキャラクターが行動できます。
その状態では、味方にターンを渡す「バトンタッチ」を発動できます。
連続で繋いでいくことでダメージアップ、スキルコストの低減などの効果があります。
次々、弱点を突いて繋いでいき、最後に「総攻撃」で敵を一掃できるのは爽快です。
どのペルソナで弱点を突き、どのキャラへ繋いでいくか考えるので、戦術性が必要です。
それぞれに雰囲気が全く異なるダンジョン
ダンジョンは、改心させたい相手の心が反映されるので個性的で不思議な空間となっており、それぞれが異なっています。
どのダンジョンも広く立体的です。
謎解き要素もあり、バラエティ豊かなギミックが用意されています。
怪盗らしく遮蔽物に隠れて、敵が油断しているときに攻撃をしかけられます。
やり込みダンジョン「メメントス」
やり込み要素として「メメントス」というダンジョンがあります。
東京の地下鉄がダンジョンとなっており、深く潜っていくことでレベル上げや、お金を稼いだりとやり込めます。
ペルソナを合体させるベルベットルーム
ベルベットルームでは、戦闘でゲットしたペルソナを合体させ、新たなペルソナを生み出したり、強化したりといったやり込みが豊富です。
技を継承させたりと、バトルの戦略に大きく影響します。
スタイリッシュな演出
ペルソナシリーズは音楽やシステムなどがスタイリッシュですが、P5ではさらに洗練されています。
スタイリッシュな演出が、テンションを上げたり、サクサク感を増しており、単調さを感じさせない作りとなっています。
音楽が良い
ペルソナシリーズを初めて遊んだ時、バトルで歌付きの音楽が流れたことに驚いた記憶があります。
ペルソナ5でも、かっこいい曲がそろっており、ただの雑魚敵戦でもテンションが上がります。
システムがかっこいい
ペルソナ5はシステム面がスタイリッシュで、無駄に動かしたくなります。
メニュー画面や戦闘のリザルトなど何気ないシーンでも、アニメーションが展開されます。
システムのアニメーションでテンポが落ちることなく、かっこよさとテンポの良さが絶妙なバランスで、ストレスを感じさせず快適なプレイが楽しめます。
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ボリュームが凄い
学園生活1年を4月から丁寧に描いているため、ゲームのボリュームがかなりあります。
私の場合は、1周終えるのに約105時間かかりました。
丁寧にプレイすると1週でキャラクターとのストーリーなどほぼ楽しめますが、全部回収したいという人は周回が必要になりそうです。
続編の「ペルソナ5スクランブル」もおすすめ
ペルソナ5をクリアしたら、続編にあたる「ペルソナ5スクランブル」もおすすめです。
ターン制RPGではなく、アクションRPGになりますが、ペルソナらしさをしっかり感じられました。
ファンサービス的なものかと思ったら、ストーリーがかなりよく、ペルソナ5ロスを感じた方には是非プレイしてほしい作品です。
学生と怪盗の忙しくも充実した学園生活
ペルソナ5 ザ・ロイヤルは、東京の学園生活を仲間と一緒に楽しめて、それぞれの葛藤を一緒に乗り越える青春ジュナイブルです。
ボリュームがかなりありますが、テンポの良い演出でサクサクプレイできるように作られていると感じました。