異世界の学校を中心に少女たちが共同生活したり、世界の謎を解明していくゲーム「BLUE REFLECTION TIE/帝」のPS4版を中盤までプレイしたレビューを書いていきます。
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『ブルー リフレクション TIE/帝』中盤までのプレイ レビュー
『ブルー リフレクション TIE/帝』は前作「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」の続編にあたります。
主人公は何も知らない状態からのスタートとなるので、前作をやっていなくてもストーリーは理解できるようになっています。
ただ、前作の主人公 白井 日菜子や重要な鍵を握っていそうなユズとライムが再登場するのでプレイしていると世界観やキャラの背景をより深く味わえると思います。
さらに、メディアミックス展開によりアニメ化もされており、私は見ていないのですがアニメ「BLUE REFLECTION REI/澪」に登場したキャラたちも登場します。
スマホゲーム「BLUE REFLECTION SUN/燦」は、まだリリースされていませんが、こちらからもキャラが出演しています。
フェチズム要素は前作と比べると少なくなっていますが、雨が降ると服が濡れたりといった要素があり、今の時代でこだわれる所をこだわろうという熱い思いが感じられました。
キャラクターのCGも、目で感情が表現されていたり、モーションの種類が豊富だったりとこだわっています。
あとは日の光の表現がすごく力が入っているなと感じました。キャラクターと同じくらい存在感があって夏の昼の強い日差し、夕方の日差しなど風景が美しく感じられました。
異世界の学校で協力して生活する
「自分は普通のごく平凡な人間だけど、特別な人間になりたい」と思っている主人公の星崎愛央は、夏休みに補習を受けるため学校に登校します。そして教室のドアを開けると、見知らぬ少女と生活感あふれる教室の風景が……。
愛央は、周りが水に囲まれた世界にぽつんと佇む学校に迷い込んでしまいます。
そこでは、靭こころ、金城勇希、宮内伶那の3人の少女が記憶を失い異世界の学校で生活していました。
なぜ愛央だけが記憶を持っており、他の3人は記憶を持っていないのか?水に囲まれた学校は何なのか?
謎を抱えたまま、食料を探したり、学校を住みよくするための共同生活が始まります。
彼女たちは、スマホのチャットアプリ「フリスぺ」(ラインみたいなもの)で連絡を取りあいますが、愛央はそんなアプリ知らないと言います。
前作をプレイしていると「この世界」ではフリスぺが流行っていることが分かるのですが、愛央だけ知らないということは伏線かもしれないと思いました。
ココロトープ
共同生活を過ごしていくうちに突然謎の空間「ココロトープ」が出現します。
そこでは、モンスターが徘徊していたり、食材や物を作る材料が手に入ります。
前作よりグラフィックがアップして少女たちの心を反映した不思議な世界が再現されていて良いなと思いました。
同じくガストで出ているアトリエシリーズをプレイしたことがある人にはお馴染みのパターンでストーリーを進めていきます。(といってもアトリエのように各素材に特性が……というのはないので手軽にプレイできます)
敵を倒したりフィールドで素材集め→学校で料理や材料を工作→工作で作ったものを組み合わせて学校に施設を増やす
といった流れでメインストーリーが進んでいきます。
ココロトープは、それぞれのキャラクターの記憶や内面を探る冒険となり、前作同様に思春期の少女たちの葛藤が描かれていきます。
学校魔改造計画
学校にこんな物あったらいいな、という要望を聞いて色々なものが作れます。
かき氷屋やたこ焼きの屋台だったり、パラソルとビーチチェアだったり、お花でいっぱいのベッドだったり、なぜ!?というものが学校に増えていきます。(プールをお風呂にしようという発想はびっくりでした)
施設それぞれには、攻撃力や防御力アップなど戦闘が強化されるので、どんどん作っていくと戦闘が楽になります。
作った施設も、さらに素材を使って強化できるので、やりこみ要素があります。
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コンボを繋げていくリアルタイムバトルシステム
前作をより洗練されたバトルが楽しめました。
右下にタイムラインが表示され、時間経過とともに「エーテル」が貯まっていきます。
そして、貯まったエーテル量に応じて技を発動させることができます。
バトルは3人が参戦し、3人とも操作できますが、慌ただしくて分からなくなるという人はプレイキャラ以外をオートで戦わせることもできます。
オート中でもタイミングがあえばプレイヤーが行動の指定もできるので、最初はオートでのプレイがおすすめです。
最初は制服姿に武器を持ち戦いますが、エーテルを貯めていくと魔法少女のような姿に変身します。
コンボがつながるとダメージが大きくなっていくので、コンボがリセットされる敵の攻撃はガードしたり、コンボを増やしていく補助スキルを使っていくなどの戦略性も増しています。
さらにボス戦では、インファイトという1対1の接近戦があり、自己強化、攻撃、カウンター、回避の4つをタイミングよく使い分けて、相手に大ダメ―ジを与えることができます。
雑魚敵はあっさり倒せますが、ボス戦は長期戦になり、変身したり、インファイトバトルやコンボを繋げて大ダメージを狙ったりと爽快感あるバトルとなっていました。
とにかく少女たちが会話する
学校や探索中などで、とにかく会話が多いなと感じました。
ココロトープ探索中では、アイテムを取った後にアイテムに関する会話があったり、フィールドでイベントが起こったりします。
そのおかげで、フィールド移動も単調なものでなく、みんなでワイワイしながら歩いている感がでていました。
学校でも、お願いを聞いたり学校魔改造計画で施設を作るとイベントが発生します。
学校では、色々な場所で女の子が掃除をしたりジュースを飲んだり、水やりをしたりと何かしている様子を見るだけでも生活感が感じられてよかったです。
デートイベント
お願いを聞いたり、魔改造計画を進めていくと女の子たちとデートができます。
学校の教室や作った施設に一緒に行き、さらに親密になっていくことができます。
目的地に行くまでにも会話があったり、道中で他の小イベントが起こるのでデート感がでていたのが良かったです。
さらに親密になると手をつなぐようになるのが尊いです。
キャラクターが続々と登場
最初は4人だけで生活していますが、記憶を思い出すことによって連鎖的に他のキャラクターも呼び出されていきます。
キャラクターが増え、記憶を呼び起こしていくとそれだけ情報が増えるので、世界の謎の解明に迫っていくことができます。
キャラが増えますが、どの子も個性がありイベントもたくさん起こるのですぐに愛着がわくようになっていました。
最初に春⽇ 詩帆、そして我らが前作主人公 ⽩井 ⽇菜⼦が登場します。
⽇菜⼦が登場することにより、一気に世界の謎(この世界は何か、現実世界はどうなっているか)に関する話が進み、今後の目的が提示されます。
前作からそんな展開になっているなんて……!と驚愕の展開です。
そして、記憶があるはずの愛央は、その現実を知らないという点も気になります。
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操作感
学校での移動は場所ごとにショートカットができ、さらにキャラクターを目指してショートカットできる点が快適でした。
ココロトープのフィールドも動きやすくなっており、前作に比べ格段に良くなっています。
バトルはスピーディーですが、慣れると爽快感があります。
フォトモード
フォトモードが搭載されており、学校やフィールドでキャラクターたちのポーズや表情を変えることができます。
背景も朝、昼、夕、夜と変更で色々な風景でフォトを撮ることができます。(ゲーム中盤では天候を変えることができる施設も作れるので、施設で天候を変えてからフォトモードも楽しめます)
探索フィールドの風景が多彩なので、ついついストーリーを進めずフォトモードに熱中してしまいました。
アオハル#ブルリフTフォトコン pic.twitter.com/hdtTU04Qn0
— うにょらとっぴろき (@unyoratoppirok8) 2021年10月30日
ダイブッ!#ブルリフTフォトコン pic.twitter.com/KhpUUdLqry
— うにょらとっぴろき (@unyoratoppirok8) 2021年10月27日
それ~♪#ブルリフTフォトコン pic.twitter.com/eWfofpHQU1
— うにょらとっぴろき (@unyoratoppirok8) 2021年10月27日
ただ、ローアングルで撮ろうとするとキャラクターが透明になってしまいます。(決して邪な気持ちでローアングルにしたわけではなく、その角度だといい絵が撮れそうなのにと思っただけです。)
後半に向けて
中盤までは、異世界で生きていくための生活基盤を作っていくような展開でした。
それぞれのキャラの記憶も優しく温かくなるエピソードでした。
でも、それで終わらなさそうというのがブルリフのいい所だと思っているので、後半戦はシリアスな展開も楽しめるかなと期待しています。