原作の小説が好きで注目していた「賢者の弟子を名乗る賢者」のアニメ放送がついに決定しました。
原作ノベル「賢者の弟子を名乗る賢者」の魅力を語っていきたいと思います。
アニメ「賢者の弟子を名乗る賢者」2022年1月より放送!
アニメ「賢者の弟子を名乗る賢者」は、2022年1月より放送が決定しました。
原作小説が好きなので、どこまで再現されるのか楽しみです。
出会いは美麗な表紙のイラスト
原作小説「賢者の弟子を名乗る賢者」との出会いは、評判も内容も知らず表紙の絵がきれいだったので手に取ったのが始まりでした。
銀髪の少女が高い位置にいて、背後には西欧風な街があるというファンタジーもので定番のイラストですが、たまにど定番のファンタジーものの小説が読みたくなる私にはストライクな表紙でした。
イラストは藤ちょこ先生という方で、今まで知らないイラストレーターだったのですが、繊細で色鮮やかな風景の中にキャラクターを置いて描く作風のように感じます。
「賢者の弟子を名乗る賢者」はどんな話?
最初はイラストの少女が活躍するファンタジー小説なのかなと思っていましたが、公式サイトによるとこうなっています。
VRMMOで、九賢者の一人という渋い召喚士「ダンブルフ」としてプレイしていた咲森鑑(さきもりかがみ)は、ゲームの世界へと飛ばされてしまう。
しかも可憐な少女の姿となって。
このままでは賢者の威厳が失墜してしまう!そう考えた咲森鑑ことダンブルフは、賢者の弟子「ミラ」と名乗るのたが――。
美少女転生転生冒険ファンタジー、華麗に開幕!
リアルで28歳の青年がゲームの世界でおじいちゃんキャラのアバターを使っていました。でも、何を思ったか自分好みの女の子のアバターを作ってみようと思い立ち、そのまま女の子アバターで異世界に飛ばされてしまうという始まりです。
そうなんです……。この主人公の中身は青年で、しかもおじいちゃんキャラが抜けなくて、少女の姿でおじいちゃんのふりをしています。
でも、可愛いお洋服を着せられたり、スイーツを楽しんだり、みんなからキャイキャイされてちょっとずつ女の子を楽しむようになる……という展開が好きな人は好きだと思います。
私は「僕と彼女のXXX」とかで、そういうの好きだったりするので楽しめました。
ただ、ミラがけっこうすぐ受け入れてしまうので、もうちょっと葛藤や抵抗を描いてほしかったなという点が残念です。
ファンタジー世界を旅する感覚が味わえる
現実となったゲームの世界で、ミラは九賢者とよばれるかつてのプレイヤー仲間を探す任務により各地を旅します。
旅の移動方法も召喚獣に乗ったり、馬車や列車などいろいろな乗り物に乗って移動し、各地の食べ物を食べたり、宿に泊まったりと旅をしている描写が細かく書かれており旅をしている感がすごく楽しめました。
一期一会の出会いや前に出会った人と違う場所で再び出会ったりとロードムービー的な楽しさがありました。
個人的に、列車で旅をしてる感がすごく出ていた5巻がお気に入りです。
ツッコミどころを設定でカバーしている
異世界転移・転生ものでは、度々「この生活レベルでこの技術はおかしい」「なぜ日本っぽいものが登場するのか」といったツッコミがあります。
この作品ではプレイヤーが転移してきたことにより、文化を広めていったという経緯が描かれているので、突然の和風世界があったり魔法少女衣装があっても違和感がないところが上手いと思いました。
各地での問題解決と大きな伏線
ミラは旅をしながら各地の問題を解決していきますが、その裏で世界の大きな謎も進行しています。
各地の問題は数巻で解決しますが、同時に大きな伏線もあるので、全体のストーリも気になります。
まず一つ目の大きな伏線が回収される8巻あたりまで読んでみるのがおすすめです。
また、九賢者を探すのが旅の目的ですが、彼らも一筋縄でいかないキャラたちで行く先々で問題が発生するのがわくわくします。