Lost Ruins(ロスト・ルーインズ)は、横スクロール探索型アクションゲームをクリアした感想やレビューです。
異世界転移した女子高生が魔王を倒すため魔王城を探索するメトロイドヴァニアでした。
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異世界女子高生のメトロイドヴァニア
Lost Ruins(ロストルーインズ)は、ドット絵の横スクロール探索型アクションゲームです。
PS4版をプレイした感想やレビューとなります。ロードもサクサクで、何度もやり直すゲームなので快適プレイでした。
セーラー服を着た主人公や敵もモンスター娘がいたりと萌え要素が強いメトロイドヴァニアです。
暗い雰囲気を持ちながら、キャラクターの可愛さがそれを緩和しています。
難易度は高めなので、何度も繰り返し挑戦する必要があります。
Lost Ruinsのあらすじ
制服を着た少女が薄暗いダンジョンで目を覚ますところから始まります。
どうやら彼女には記憶がありません。
魔法使いベアトリスと出会い、魔王を倒すために、よく異世界転移者が召喚されていることを知ります。
記憶を取り戻すには魔王の配下を倒す必要があるという助言に従い、少女は魔王城の探索を開始します。
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頭のネジが外れた可愛いキャラたち
異世界転移させられた主人公は、緑のおじさん(ゴブリン)に襲われますが、あっさり返り討ちにして、「あー怖かった」と笑顔で言います。
ボスキャラも制服を着たモンスターな女の子たちですが、それぞれぶっ飛んだ思考をしています。
でも、ビジュアルは主人公もボスキャラも可愛いいです。
いわゆるギャップ萌えというものだと思います。
ボスもそこそこ登場し、倒したと思ったら巨大化したり、逆に小さくなって弱くなったりといろんなパターンがあり新鮮でした。
メトロイドヴァニアの探索感
メトロイドヴァニアといえば、序盤でいけない場所があり、中盤以降に戻って探索したりといった要素がありますが、Lost Ruinsにもそういった要素がありました。
マップには、未取得のアイテムやクエストのアイコンがあり、行っていない場所への繋がりも分かるようになっていました。
アイテムを駆使して戦う
このゲームはレベルアップの概念がなく、装備品を集めて敵しやステージに合った物を選んでいくようになっています。
武器枠は2つあり、剣や斧などの接近武器、爆弾などの消費系武器、遠くの敵にも効果がある魔法系武器、弓、盾など、敵やステージの状況を見て武器を使い分けていく必要があります。
魔法枠も2つあり、直接攻撃意外にも水に電気を通して敵を倒したり、油に火をつけて焼いたりとフィールドを使ったギミック攻撃も仕掛けられます。
武器以外にも、装備品枠もあり、攻撃力・防御力アップや一定時間に体力・魔力を回復させたりと様々な効果があります。
特に装備品は、毒無効や炎無効などステージのギミックに合わせて色々変えていく必要があります。
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序盤難しく中盤以降は緩い
最初に難易度を設定できますが、ノーマルでプレイしました。難し過ぎず簡単でもないちょうどいい難易度でした。
序盤はアイテムも少なく攻撃手段もあまりないので、すぐにやられてしまいます。
雑魚キャラを倒してもコインやアイテムが転がるだけで、強くなるわけではないので、序盤は深追いせず時には逃げる方がいい時も多かったです。
武器などの種類が全然ない序盤のボスが一番やり直しました。
しかし救済措置もちゃんとあり、クエストをこなして手に入る装備で電撃攻撃をするとあっさり倒せました。
中盤以降もクエストをこなすと、ボスやステージに有利なアイテムが手に入ります。
中盤以降は、武器や装備品の種類が豊富になり、あるボスでは盾を使って防御しながら、相手の攻撃を跳ね返してノーダメージでクリアすることもできました。
終盤の方が敵も強いのですが、主人公がそれ以上に強くなっていて、初見でもあっさりとボスを倒してしまったりできました。
でも、油断していると普通のステージでゲームオーバーになったりとメトロイドヴァニアらしい難易度のゲームでした。
イマイチだった点
プレイして感じた不満点を挙げると以下の2つになります。
- ジャンプでギリギリ届く高さ
- 武器や装備交換が不便
ジャンプでギリギリ届く高さ
この先にレアアイテムがあるのでギリギリの操作でジャンプが求められる、というなら分かるのですが、普通に移動する通路でもギリギリのジャンプが求められる箇所が何度もありました。
敵にやられるよりジャンプが届かず何度もやり直す回数の方が多かったということはありませんが、ストレスに感じました。
普通の通路では、もう少しジャンプが届きやすくしてほしかったです。
この不便さは、中盤以降に2段ジャンプができるようになるからかな?と我慢していたのですが、最後まで2段ジャンプは無かったです……。
武器や装備交換が不便
ステージや敵に合わせて装備品や武器を変えていくのが、このゲームの特徴です。
しかし後半になると、様々な属性を持つ敵が現れたりステージのギミックも様々です。
アイテムの数も多くなるので、アイテムの付替えをいちいちメニュー開いて行うのが面倒でした。
何個か武器や装備のセットを作っておき、メニュー画面に行かずにボタン変更できたら便利なのにと思いました。
クリア後のおまけ
クリア後ではないですが、ギャラリー機能がありビジュアルイラストやキャラの設定を見る事ができます。
クリア後は、さらに難しいハードコアや縛りプレイモードが登場します。
- ハードコア
- 魔女モード(魔法しか使えない)
- 暗殺者モード(短剣と一部の武器しか使えない)
- ボスモード
ボスモードはボスラッシュかと思ったら、3人のボスの後日談となっており、3人のボスがプレイアブルキャラとなって操作できます。
ステージは同じですが、ストーリーがちゃんとあるので、新鮮な気持ちでプレイできます。
「Lost Ruins」まとめ
ドット絵の可愛い女の子のビジュアルと、それに反して難易度の高い横スクロールアクションが楽しめました。
武器の種類が豊富なので、何度もやられては装備を変えて挑戦し、それが見事にはまった時は爽快でした。
値段も2000円程なので、メトロイドヴァニアが好きで、グラフィックに惹かれた人は買って損はないと思います。