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劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」を見て今更ながらはまってしまった原作未読勢

最近、鬼滅の刃を見ない日はないというぐらいネットでもお店でも見かけますね。

ということで、遅ればせながら劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」を見てきました。

ほんと映像が凄くて、ストーリーも純粋に感動できる、とてもいい映画でした。

 

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編キービジュアル

(C) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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 テレビアニメから映画を見た原作未読勢

今更ながらはまったと言いましたが、空の境界やFate/Zero、Fate/stay night [Heaven's Feel]のアニメを制作したufotableからのアニメ化ということで、期待値が高く、鬼滅の刃はテレビアニメが開始された1話からリアルタイムで見ていました。

そして、普通に毎週続きを楽しみに視聴していました。

おそらく鬼滅の刃が一気に話題になり人気が爆発した19話のヒノカミ神楽が出た瞬間も、ものすごく感動したのを覚えています。

でも、原作を買って追いかけようとまでは、なりませんでした。

テレビアニメが終わって速報で映画化が発表され、続きはそこで見ればいいかという感じだったのかもしれません。

 

 

新PVとキービジュアルに衝撃を受けて映画を見に行く

鬼滅の刃の映画が公開するや否や、次々とものすごい記録を更新しました。

 

ということで、映画は絶対に見るつもりでしたが、コロナの影響も怖いのでほとぼりが冷めたら行こうと考えていました。入場者特典の吾峠呼世晴先生描き下ろし漫画「煉獄零巻」も原作は読んでないし、いらないかなという感じでした……。

でも、そんな考えは見事に打ち消されました。

第3弾キービジュアルと、新たなプロモーションビデオが公開されたのです!

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第3弾キービジュアル

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 

 

 このPVとキービジュアルを見た瞬間

「これは見に行かなあかんやろ!!」

となり、気づいたらオンラインチケットを取っていました。

 ということで、ほとぼりが冷めるのを待つこともなく10月30日に映画を見てきました。

 ネタばれありの感想なので、注意してください。

家族連れの小学生や中学生くらいの女の子が多かった

映画館に着いてびっくりしたのが子供が多かったことです。

子供に人気だと聞いていましたが、ここまで子供が多いとは思いませんでした。

しかも、女の子の比率が高く、間違えてプリキュアの方に入ったのかと思いました。

けっこう衝撃的な部分もあるけど大丈夫かなと心配しましたが、プリキュアもけっこう殴りあったりするし大丈夫なんだろうと考えながら、禰豆子のコスプレしてる子もいるし鬼滅の刃で間違いないと席に着席しました。

そして、コマーシャルや映画の予告編が始まり、「映画 えんとつ町のプぺル」の予告で子供たちが笑い声を上げているのを聞き、子供向けアニメを見に来たのだろうかという懐かしい気持ちがこみ上げてきました。

まるで、子供のころに見たドラえもんの映画の空気を思い出しました。

 座席は一つ飛ばしで、座れないようにビニールの紐でしっかり固定されていたので安心でした。こういったコロナ対策も安心して映画を見るために大切ですよね。

 

 

子供向けでありながら、大人向けでもある作品

「鬼滅の刃はギャグが寒い」という人も少なからずいます。

個人的には寒いとは思わないですが、映画の前半、善逸や伊之助の夢のシーンは子供向けアニメのノリだなと思いました。

あと炭治郎がどこまでも正しく良い子なので、情操教育にとてもいいかも。

そんなこんなで、テンポよくストーリーは進み、だんだんと子供向けな内容から大人向けな内容へと変化していきます。

 

長男だから泣くの我慢できたけど次男だったら我慢できなかった

 嘘です。ごめんなさい。めっちゃ泣きました。

テレビアニメの時から戦闘シーンが凄かったので、そこに期待していたのですが、ストーリーが泣けるシーンが多くめちゃくちゃ良かったです。

 

一番心に残ったシーンは、炭治郎が悪夢によって死んだ家族に罵倒させられつつも

「言うはずが無いだろう そんな事を 俺の家族が

俺の家族を侮辱するなあぁぁぁ!」

(多分こういうセリフだったと思うのですが)

と真っ向から否定する場面です。

こういった展開は他の作品では、夢や幻覚の中で愛する人たちから責められると落ち込んでそこから立ち返るまでのドラマが結構長い尺で取られている感じですが、炭治郎は一瞬でした。

それだけ、家族のことを信頼していたし、大切にしていたんだなというのが表れるセリフで涙を我慢できませんでした。

そこからは、たとえ長男であっても泣くのを我慢することはできませんでした。

 

泣けるシーンについては、あやぞうさんがうまくまとめていたので紹介します。

 

大迫力のバトルシーンの連続

テレビアニメでも凄い迫力でしたが、劇場版は格が違いました。

炭治郎や善逸や伊之助のバトルシーンもかっこよく、魘夢 (えんむ)との戦いもすごく満足でした。蒸気機関車が出てくるだけでもかっこいいのに、機関車での戦闘(機関車との戦闘)は熱くならないわけがありません。

機関車いいですよね。コラボSL見に行きたい!

 

 

 そして、柱である煉獄杏寿郎の存在感が炭治郎たちを圧倒している描写もすごく良く描けていました。

もう安心感が半端なかったです。

そして、敵も倒し機関車の乗客も全員無事でめでたしめでたしだと思っていたら、さらなる絶望的な展開です。

 

上弦の参の猗窩座(あかざ)の登場です。

PVで心振るわせられた猗窩座と煉獄杏寿郎の戦いが始まります。

「炎」のエフェクトがむちゃくちゃかっこいい。

ほんとにこのバトルは凄かったです。これを見に映画館に行く価値があります。

手に汗握るとはこのことかというぐらい、身体に力が入っていたのを感じました。

 

 炭治郎たちが戦闘に加入し助けたいと思いつつも、入る隙がないという圧倒的なスピードや力量差も明確に描かれていたり、切られても再生する鬼と、身体が傷つくと致命傷になる生身の人間の差がこれでもかというぐらい描写されていたのも見ごたえのある映像でした。

 

そして、鬼滅の刃のおもしろいポイントだと思うのですが、テレビアニメ19話のヒノカミ神楽や、映画の炭治郎の「俺の家族を侮辱するなぁ!」の叫びからの見事な決め、そして煉獄杏寿郎の必殺技など、他の作品なら決着がつく展開でも、鬼滅の刃はそうはさせません。

すごく綺麗にかっこよく決まっていたとしても、それでも鬼は生きています。

その圧倒的な絶望感がこの作品の魅力なのではと思いました。

 

そして流れる「炎」

物語は絶望的な展開を迎えて終わります。

それでも、ものすごく悲しいわけでもなく、ただただ不思議な感覚でした。

そしてLiSAの力強くも切なく歌い上げる「炎」が流れます。炎と書いて「ほむら」と読むとてもいい歌です。

LiSAはかっこいい曲が目立ちますが、こういったしっとりした曲にも名曲が多いですね。他の曲では、「シルシ」や「一番の宝物」がおすすめ。

 

 

エンディングが流れる間、お隣に座っていた娘さんの付き添いで来ていたお母さんが泣いていましたし、後ろの席の女の子は鼻水をぐしゅぐしゅいわせながら泣いていました。(映画を見に行くときはハンカチかティッシュを持っていくといいかも)もちろん私も……。

 

 「心を燃やせ」

上弦の参ということから、今回の敵は鬼の中でも3番目に強いということでしょうか?

ならば1,2といるし、その下の4以降もいるのでしょう。そして最大の敵、鬼舞辻無惨もいます。

対する人間側は柱でも倒すことができなかったのに、これからどうなるのか?

また劇中では、炭治郎の父親に関する謎や、解決する方向性が提示されます。

今回のエピソードは原作7、8巻からということで、まだまだストックもあるじゃないですか!これから各柱のエピソードが描かれていくのか!?

 

これだけ人気となった作品の続編アニメが作られないわけがありません。

待てばテレビアニメ2期か劇場版で、続きのエピソードが見られるでしょう。

「そうだ、原作を読もう」

いやいや、次の映像化まで待ってられませんよ。

ということで、今更ながらに鬼滅の刃にはまってしまいました。

最終巻が終わる前までに、原作既読勢に追いつければと思います。

 

というか、入場者特典の「煉獄零巻」がほしいぃぃ!

ほんと今更言っても遅すぎますが……。

それだけ、今回のエピソードは心に炎が燃え上がるような熱い内容だったということで。

 映画を見るまでは、原作に手を付けてなかったけど、もう我慢できなくなった人っていっぱいいると思います。

10月30日発表の「オリコン週間コミックランキング」で既刊全22巻で1位~22位独占という快挙を果たしているので、アニメだけで満足していた人や、娘と一緒に見に行ったお父さんお母さんがはまったりして一気に既刊全22巻を大人買いしている人が多いのでは?

 

作品のおもしろさ、力強さから今後も興行収入があがるでしょうから、ランキング何位までいくのかというのも楽しみです。

もし、他の入場者特典が出たらリピートしてしまいそうです。

 

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