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新作出る前に「ブルーリフレクション」をプレイ!透き通ったグラフィックと音楽が素晴らしいゲーム

新作ゲーム「BLUE REFLECTION TIE/帝」が発売される前に前から気になっていた「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」をプレイしました。

現代の学園と美少女とファンタジーが融合した、少女たちの等身大の青春を描く”ヒロイックRPG” である「ブルーリフレクション」の感想を書いていきます。

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透き通った世界観と音楽に惹かれるゲーム

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コモンと呼ばれる異世界

「ブルーリフレクション」を発売したゲーム会社ガストから出ているロロナやトトリ、メルルのアトリエでキャラクターデザインを担当していた岸田メル先生の絵が好きで、発売当時からいつかやろうと思っていました。

そして、音楽が素晴らしくYouTubeで公開されている音楽を聴いていつかプレイしようと考えていました。

そんなこんなしていると次回作が発表されて、PSストアでセールになっていたので購入しました。

あらすじ

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魔法少女でお約束の変身シーンもあります

怪我の後遺症でバレエを続けることができなくなった主人公の日菜子が、星ノ宮女子高等学校に登校すると、夕月と来夢という不思議な2人の少女と出会います。

原種と呼ばれる敵を倒すとなんでも願いが叶うという話を聞いた日菜子は、怪我を治しバレエを続けたいと願い、謎の少女たちから魔法少女リフレクターとなる力を得て原種と戦う道を選びます。

というお話で、いわゆる王道の魔法少女物の展開です。

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物語の構成はメインストーリーとフリー期間の章構成となっています。

ファンタジー世界で原種と戦うストーリーを進めるとともに、原種に対抗するため学校でクラスメイトたちと絆を深めていくことがゲームの主な目的です。

音楽が素晴らしい

このゲームをプレイしようと強く思ったのは、YouTubeで公式が公開している「OVERDOSE」を聴いたからです。

ゲームプレイ中も、バトルを楽しむというより音楽が聴きたいからバトルをするというくらい魅力的な音楽でした。

サビの部分のピアノ・ヴァイオリン・チェロの音色が綿密に組み合わされ、疾走感がありつつ美しさを感じるメロディーは、何度も繰り返し聞きたくなります。

あと気に入っている曲は、ゲームタイトルと同じ曲名の「BLUE REFLECTION」です。

放課後の夕焼け差し込む誰もいない教室に一人佇む、窓の外を見ると部活動をしているクラスメイトや帰りの帰途につく生徒が見える、そんな風景が見えてくる曲です。

ゲームをクリア後もこの曲が流れるのですが、まさにこの曲がぴったりでゲームクリア後の余韻に浸れる良い曲だったと思います。

アトリエシリーズの音楽も好きなのですが、調べるとアトリエシリーズでも作曲されてる浅野隼人さんという方で納得でした。

浅野隼人さん作曲のライザのアトリエの「白南風」や「穀雨、麦の風」は、夏の抜けるような青空を想起させるお気に入りの曲です。

 

制作者のこだわりのフェティシズムを感じる

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雨が降ったりプールの授業があったり、更衣室やシャワーもあります

岸田メル監修ということもあり、ローアングルで脚を映す視点、雨が降って濡れた制服など女の子の描き方に強いフェティシズムを感じました。

プールや、シャワー、お風呂に更衣室といったお色気要素もあります。

かといって、下品ではなく美しさを感じる絶妙なバランスだったと思います。

これは岸田メル先生の透き通るようなきれいなイラストが元になっているからかと思います。

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生活感が感じられる教室 

他にも、カメラアングルや光の演出のこだわりが感じられました。

黒板の消し忘れや生徒が書いた文字などで、1つ1つの教室に個性があったのも良かったです。

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キャラクター

第一印象は、メル先生のイラストのテイストをCGによく落とし込めたなと感心しました。

岸田メル先生の描く女の子たちは可愛く、キャラクターと交友を深めていくと個性も垣間見え愛着がわきました。

とくにツンデレのテンプレートをいってくれた森川更紗と、おとなしいけど心優しい井上千紘がお気に入りです。

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ツンデレのお手本のような森川更紗

最初はモブキャラか?普通だなと感じた芳村梨佳は、それを逆手に取ったキャラデザだと分かりキャラデザを担当した岸田メル先生すごいなと思いました。

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おとなしい少女 井上千紘と普通な少女 芳村梨佳

思春期の少女たちの悩みや葛藤がけっこう深く描かれており、主人公日菜子のさっぱりした思考(男性や大人のプレイヤー視点に近い)との対比が上手かったと思います。

最初は夢が閉ざされ投げやりだった日菜子がクラスメイトと交流し、彼女たちの思いを知って積極的に人を助けようと成長していく様子が良かったです。

ストーリー

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後半にかけて加速していくストーリー 

派手さはありませんが、少女たちの儚さや危うさを感じさせる雰囲気が良かったです。

クラスメイトたちの精神が暴走するシーンは唐突さを感じるときもありましたが、全体的な雰囲気は好みでした。

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物語の結末は是非ご自分の目で!

後半で夕月と来夢の正体が分かり、その後どうするのかというところは、だいたい予想はできていましたが、ご都合主義に逃げず切なくもきれいなラストに繋げたのがよかったです。

バトル

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バトルは簡単な方だと思うので、戦闘目的だという方には向いていないと思います。

かといって単調というわけではなく、考えて行動を選択する戦略性のあるバトルとなっています。

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「TIME LINE」による戦略性あるバトル

画面の上に「TIME LINE」があり、時間が経過するごとに味方、敵のアイコンが中央に向かって進みます。そして、先に到達したキャラ・敵の行動が可能となります。

攻撃の中には相手の行動を遅くしたり、中央から遠ざけたりするものもあり、上手くそれらを活用してダメージを受けないように立ち回ることができます。

戦闘中の音楽が素晴らしいのもポイントです。

ただ、敵を倒しても素材アイテムを落とすだけで経験値はなく、レベルはイベントを進める事で上げられるようになっています。

素材を入手するためやクエスト達成が目的で、必要以上にバトルをする必要がない点が残念でした。

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マイナスポイント

  • 学校内では、視点を自由に動かすことができず固定されています。ミッションなどで人を探す時に画面の端っこまで行ってやっと見つかるなど不便でした。
  • キャラクターのグラフィックは良かったのですが、動きがぎこちないと感じました。グラフィックだけでなく、モーションにもこだわってほしかったです。
  • ファンタジー世界のフィールドは一見すると美しいのですが、よく見ると粗がありもう少しきれいに作ってほしいと思いました。歩いていると引っかかる感じがあり、そこがストレスとなりました。
  • サブクエストはおつかいで、単調さが目立ちました。

次回作ではどこまで進化しているか楽しみです。

総評

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チャットやバトル後のやり取りも楽しい

音楽が非常に良く、キャラクターたちの成長を見るのが好きな人にはツボにはまると思います。

女の子しか登場せずフェティシズムにこだわりがあるので、そういうのが好きな人にもおすすめです。

前半は、女の子たちの可愛さでプレイし、後半にストーリーで魅せてくれる内容になっていたと思います。

逆に、やりこみ要素は薄く、RPGはバトルが大切だという人には向いていません。

ストーリーやキャラクターを楽しみつつ、周回せずとも全容を楽しめたので、個人的には満足な作品でした。(トロフィーも最後まで普通にプレイしているとほぼ取れました。)

次回作「ブルーリフレクション TIE/帝」に期待!

2021年10月21日(木)に次回作「ブルーリフレクション TIE/帝」が発売予定です。

プロモーション動画を見ると、次回作も音楽が素晴らしい予感がします。

新キャラクターに加え、今作の主人公日菜子も登場するようなので期待大です。

ガストらしいアイテム制作があり、今作よりやりこみ要素も増えていそうな点も楽しみです。