「十三騎兵防衛圏」をクリアした感想やレビューです。
複雑に絡まりあう13人のストーリーや芸術のようなグラフィックが魅力のゲームでした。
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グラフィックやストーリーが魅力な「十三騎兵防衛圏」レビュー
PS4版の「十三騎兵防衛圏」をクリアした感想やレビューです。
PSVitaの「朧村正」をプレイして以来、ヴァニラウェアのゲームは問答無用で発売日に購入する程、大好きなゲーム会社さんです。
「ドラゴンズクラウン」「オーディンスフィア」 PSVita版を買ったにもかかわらずPS4版も購入してしまいました。
ヴァニラウェアの作るゲームの魅力は何と言っても美麗なイラストのようなグラフィックだと思います。
圧倒的に美麗なグラフィック
ヴァニラウェアといえばドット絵で描かれる美麗なグラフィックです。
夕焼け、食べ物、風景どれも美しく、眺めているだけで楽しくなってきます。
「十三騎兵防衛圏」でも、日の光を感じる風景やロボットなどの精密機器が美しく描かれています。
「架空の日本」を舞台としており、ノスタルジックを感じます。
あと食べ物がめちゃくちゃ可愛くておいしそうです。
冬坂五百里などの女子グループが、色々なお菓子を買い食いしている場面が気に入っています。
あと焼きそばパンの印象が強烈です。
「十三騎兵防衛圏」をプレイした後は、無性に焼きそばパンが食べたくなること間違いなしです。
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3つのパートに分かれたゲームシステム
「十三騎兵防衛圏」は3つのパートに分かれており、プレイヤーが遊びたいパートを好きに行き来して選べるようになっています。
- ストーリーが進むアドベンチャーパート”追想編”
- 機兵に乗って敵と戦うシミュレーションバトルパート”崩壊編”
- 物語を考察できるアーカイブ”究明編”
”追想編” 立体的なストーリー
ストーリーは横スクロール画面で展開するアドベンチャー形式となっています。
探索や会話でキーワードを集め、思考することで異なるキーワードに変化します。
会話でキーワードを投げかけることもでき、新たな真相へ近づいていきます。
13人の個別のストーリーをそれぞれ進行させていきますが、複雑に絡まりあい、平面的ではなく立体的なストーリー仕立てとなっています。
1945年・1985年・2025年・2065年・2105年の5つの時代を行ったり来たりして真相を探します。
他の時代にもそっくりな人物が登場し、謎が深まるばかりです。
物語をある程度進めるとロックが掛かります。
他の主人公のストーリーを進めたり、バトルで指定のステージまでクリアすると、新たに進めることができます。
システムもストーリーの一部
ネタバレになるので詳細は書きませんが、システムもストーリーの一部となっています。
プレイヤーはゲームだからと当たり前に機兵を強化し、敵と戦いますが、これらのシステムもストーリーの一部となっています。
作中でその意味が判明した時は、ここまでストーリーに組み込んでいるのかと驚きました。
これは実際にプレイしないと伝わらないので、是非遊んでほしいです。
”崩壊編” 癖になるバトルシステム
巨大な機械の塊のような見た目の未確認物体たち(ダイモスやDと呼ばれる)が、街を壊し、世界を破壊しようと暴れ回ります。
13人の主人公たちは、機兵に乗り込み怪獣と戦います。
13人のなかから最大6人までを編成して、”ターミナル”と呼ばれる基地のようなものを一定時間防衛することが主な目的となります。
敵はターミナル目掛けて次々と押し寄せてくるので、タワーディフェンスのような感覚に近いです。
一見すると、地味で面白味が無さそうなバトルに見えるかもしれません。
でも、実際プレイしてみると癖になる爽快なバトルでした。
後半に進むと、敵味方が長距離弾を打ち合い、画面を覆い尽くすほどのド派手な演出も見られます。
後半は、結構慌ただしくなりクリアできないことも……。
ステージに合った編成にしたり、機兵を強化して再プレイするとクリアでき、やりがいがありました。
バトル中の掛け合いや「歌」に関する展開(詳細は語りません)など、バトルでの演出も心に残るものがありました。
それぞれのロボットの特徴を掴む
機兵は第一世代から第四世代あり、それぞれ特徴があります。
- 第一世代機兵(近接格闘型)
- 第二世代機兵(バランス型)
- 第三世代機兵(遠距離型)
- 第四世代機兵(飛行支援型)
それぞれの機兵の特徴を理解して編成すると、バトルで有利になります。
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”究明編” 物語を考察
ストーリーを進めていくと、話が複雑になり分からなくなるかもしれません。
そんな時は、「究明編」で確認できます。
登場人物・用語・アイテム・事件・出来事などが詳細に説明されたアーカイブを見ることができます。
また、主人公たちのストーリーを時系列順に見直すことが出来るので、物語を一本の出来事として確認できます。
美麗なグラフィックで複雑な物語が紡がれる「十三騎兵防衛圏」
グラフィック、キャラクター、ストーリー、戦闘、音楽どれもハイレベルなゲームでした。
重厚なストーリーや、軽快なキャラクターの掛け合いなどが好きな人にはおすすめです。
バトルもゲームシステムも「十三騎兵防衛圏」という世界を構築するための仕掛けになっており、全てのパートを遊んだ先の真相がネタバレしたくないけど、誰かと共有したくなる、そんな魅力的な作品でした。
今は、PS4版とスイッチ版の両方で追加要素ありの「十三騎兵防衛圏」が遊べるので好きな機種で楽しめます。